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第1章 第1話 サボる理由

 俺の名前は木更津健吾(きさらづけんご)。去年1年生ながらテニスでインターハイを制した超天才だ。



「先輩! 起きてください!」



 そんな俺の一日は同室の後輩に起こされるところから始まる。そして丸一日テニス漬けの生活を……。



「送ってたまるかぁっ!」



 誰が貴重な高校生活をスポーツなんかに捧げてやるか! 朝から晩までポンポンポンポン! 何が楽しいんだそんなことやって……! 俺の楽しみはただ一つ。つい最近できた彼女とイチャイチャすることだけだ。



 我が天川学園(あまかわがくえん)テニス部は、大会の時は別だが男女混合の部活だ。寮だって当然男女別ではあるが、1階の共有スペースは男女共有。彼女と話す機会はいくらでもある。



「朔夜……!」



 1階に下りると、さっそく見つけた。長く綺麗な黒髪をポニーテールに纏めている健康的な美少女、星野朔夜(ほしのさくや)。小柄だが俺と同じく1年生ながらインターハイを取っている超天才。それでいて俺とは違い、テニスに真摯で性格も最高。自慢の彼女だ。さっそく朝の挨拶を……!



「おい木更津、さっさと準備して外に出ろ。お前は特別メニューのラン三倍だ。そろそろ地区大会。インターハイ二連覇が懸かってるんだぞ。気合い入れてくぞ」

「か、監督……!」



 俺と朔夜の恋を邪魔するかのように、監督が立ちふさがった。



「きょ、今日はちょっと脚痛くて……寮で筋トレでもしてようかな……?」

「何言ってんだ。3年だって脚痛くても必死に努力してるんだぞ」

「先輩! 今日は自分と練習に付き合ってくれるって言ったじゃないですか!」

「ぐ、ぐぅ……!」



 上下関係にうるさい先輩、俺のことを純粋に尊敬している後輩までもが俺の恋愛を邪魔してくる……!



「は、はは……そうっすね……」



 このテニス部は恋愛禁止。バレれば相応のペナルティが与えられる。別に俺は退部したって構わないが、テニスが大好きな朔夜に負担をかけるわけにはいかない。だから余計なことはできない。が!



「こんなもんで俺を止められると思うなよ……!」



 俺は諦めない。彼女との恋愛を。



 だから何が何でも、サボってやる。誰にも見つからないようにサボりにサボりまくって。



 絶対に朔夜と幸せイチャイチャ高校生活を送ってみせるっ!!!!!

新作です! 今回は最初から最後までほのぼのラブコメディ。純粋に楽しんでいただける作品にする予定です!


しっかりとした恋愛が見たい方はぜひこっちをご覧ください。

家族に虐待され学校でも虐められている俺がお嬢様を助けたら婚約者になって人生大逆転できました。

https://ncode.syosetu.com/n7710ho/


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