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魔法の熟練度
「――っ、光魔法『ミコ・ディアペルノ』!」
僕が放った光の線が、此方に近付く一匹の魔獣の腹を貫く。
油断はしていないつもりだったが、やはり
これだけでは致命傷を負わせることは出来ず、怯んだのも束の間、直ぐに他の魔獣と共に詰め寄って、突進しながら大きく振りかぶる。
「――ぐっ!」
躱す隙間は殆ど無く、後ろに通す訳にも行かなかった僕は仕方なく剣で応戦するが、想像に違わず其の一撃は岩の様に重い。
これで”低級”の魔獣なのか……。
「『ミコ・ディアペルノ』」
後ろから迸る一筋の光が放たれ、魔獣の頭部を貫き穿った。
その威力は、先程僕が放ったものとは比べ物にならない。
やはり魔法の熟練度が違う。
またもダリアに助けられた僕は、前衛としての役割を果たすべく、集団の前に立ちはだかる。
一匹倒したといっても、未だ両手では数え切れないほどの魔獣が残っている。
このままでは埒が明かない。
それならば――
「……炎魔法『|フランマ・スフェーレス《火炎連球》』」
改稿(25/9/13)
・光の線が→僕が放った光の線が、




