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リベンジ

「あの魔獣は集団で狩りをする、狡猾で厄介な魔獣です。 何らかの理由で群れから逸れる個体も稀に居ますが、今回は前者の様ですね」


 既に僕達に見つかっていると気付いた熊の集団は、茂みから姿を現す。

 低い唸り声を上げながら少しずつ距離を詰めて来るその挙動は、かつてのドラゴンを想起させた。


「飛行魔法は覚えていますよね。 それなら撤退も出来ますが……、討伐して行きましょうか? 放っておくと被害が増えてしまいますし」


 ダリアの提案に頷く。

 確かにここで倒さなければ、他の誰かにとっての脅威となることもあるだろう。

 あの時は見ているだけで何も出来なかったが、今は戦う力も持っているのだ。


 熊がダリアへ向けられた視線を遮るように移動し、剣を構えると、猛る魔獣らは咆哮を上げて僕への追撃を始めた。

修正(21/12/21)

・魔獣の集団は→魔獣らは

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