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戦闘スタイル登録
「いらっしゃいませ。 ようこそ、冒険者ギルドへ」
何時かのギルド職員が受付に立っている。
ダリアが進み出て手早く用件を伝えると、少しして数枚の紙を持って戻って来た。
「お待たせしました。 これが登録用紙ですね」
1枚の紙を渡された。 戦闘スタイルの変更は本来別の用紙だが、”見習い”登録だった僕は、新しく決めるのと同じ扱いになるようだ。
何にせよ、今回は自分の手で記入することが出来そうだ。
あれから1週間しか経たないが、ある程度この世界の文字や文法を覚えることが出来た。
文字が読めずとも、魔石のおかげで言葉は通じるのが大きかったと思う。
紙に目を通すと、記入するのは戦闘スタイルのみではなく、幾つかアンケートのようなものがあった。
その必要性に疑問を感じながらも、時間を掛けてなるべく丁寧に書いていると、ダリアも書類の記入を行っているのに気付いた。
どうやら残った数枚の紙は彼女のものだったらしい。
「……ああ、これですか? 私は冒険者登録ですよ。 少しお時間頂きますね」
なんだ、ダリアも元々ここに用事があったのか。
構わないと返したが、少し違和感を覚える。
それが何なのかは分からないが、何処か辻褄が合わない気がしてならない。




