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存外

「よお、もう帰って来たのか。 てっきり、今頃は大スライム(ラージスライム)の腹ん中かと思ってたぜ」


 ダンジョンから地上に戻り、街でダリアと別れを告げた後、城で師匠に再開するや否やそんな冗談が飛んできた。

 スライムに”腹”があるのかはともかく、この様子では魔素飽和が起きていたことも知らなさそうだ。

 ラージというより、()()()()()()()()()()という感じだったし、恐らく魔素飽和以前はサイズ的に少し大きいスライム程度だったのだろう。


「倒せました。 ……何とか」


 ただ、その事は師匠に話せない。

 何故なら、ダリアに口止めをされたからだ。

 口止めというほど強いものではなかったが、出来れば話さないで欲しいと別れ際に言われたのだ。

 彼女はきっと、師匠の事を知っている。

 僕が師匠の話をした時に、感傷に浸っている様子が見えた。

 その上で、彼女自身の事を教えるなということは、二人の間に面識がある事はほぼ間違いない。


 それでも、些細な事とはいえ、師匠に嘘を吐くことになる。

 けれど、ダリアの意思を優先したのは、彼女が恩人であること以上に、師匠に責任を感じて欲しくなかったからだ。

 自分が課した課題のせいで、僕が危険な目に遭ったと知れば、存外情け深い師匠は自分を責めてしまうかと思ったのだが、この分では、まあ、杞憂だったかもしれない。

トラブルで遅れました。すみません……

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