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ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第一章 悪炎竜『マローガドラコ』
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カラフィート王国

 師匠と共に建物から出る。

 諸々を考慮した結果、本登録は見送ったが、『見習い』とやらで仮登録した。

 残りの用紙の項目は恙無く埋めることが出来たので、後は1ヶ月以内に再びギルドを訪れ、戦闘スタイルを決定するだけで良いそうだ。

 とりあえずは、これで一段落だ。


「仮登録だが、辺境の方のレベルが低いダンジョン程度なら入場できるだろ。 人気があって、難易度も高いようなのは本登録してからだな」


 師匠がそう教えてくれた。

 これで、前の召還者に会いに行けそうだ。


「さて、これでお前も、国の保護下とはいえ、自由に行動できるぞ」


 ようやく、元の世界に帰るための……『冒険』を始められるようになるということか。

 だが、今はまだ始められない。

 冒険も何も、こちらで生活していく為の知恵も基盤も全く無いのだ。

 しばらくは色々と教わりながら、面倒を見てもらいたい。

 その旨を伝えると、気の良い師匠は快く承諾してくれた。


「もちろんだ。 右も左も分からない奴を、ただ野に放つような趣味はない」


 最初からそのつもりだったらしい。 なんという包容力。

 彼には感謝してもし切れない。

 とにかく、これで僕の異世界生活が、本格的に始まるのだ。


「んじゃ改めて……、ようこそ、カラフィート王国へ!」

第一章完結なので短いですが許してください

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