表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第一章 悪炎竜『マローガドラコ』
35/281

一息つけない?

 街に着くまでは、あっという間に感じた。

 というか、ボーッとしていたら、気付いたら街だった。


「ほら、しっかり歩け。 ドラゴンを倒して大陸を救ったって奴がその(ざま)でどうする」


 ……そもそも、僕が来なけりゃ()()だって現れなかった。

 不本意だったとはいえ、原因を作ったのは僕だ。

 マッチポンプというか、何というか……。

 先程までの喜びは嘘のように消えていた。


「どうして急にテンション低……あ、お前もしかして、さっき()()()()したか?」


 城門の前で訊かれた。


 ”魔力切れ”?

 ニュアンスは何となく分かるけれど、関係あるのだろうか。

 話を聞きながら城内を進む。


「体内の魔力が足りない時に魔法を無理矢理使うと、怠さや頭痛がしたり、気分が落ち込んだりするんだが、心当たりは?」


 そういえば、さっき風魔法を失敗してから気分が悪かったような……。

 小さく頷くと、師匠は納得した様子だった。


「そうか。 まあ、一晩寝てりゃあそれは治る。 面倒事は明日に回しとくから、今日はゆっくり休んでろ。 ……不慣れな内に戦わせて悪かったな」


 別に師匠が悪いわけでは――。

 言おうとしたが、いつの間にか昨晩の部屋の前だった。

 横で入室を促す師匠に礼を告げて部屋に入る。



 扉が閉まると途端に身体の力が抜け、入った所で膝を突いた。

 交戦から時間が経つほどに興奮が冷め、改めて疲労を感じる。

 達成感は確かだが、それ以上に疲れ果ててしまった。

 尋常じゃない倦怠感と睡魔に襲われる。


 ドラゴンを倒したからといって、問題が全て解決した訳では無い。

 元の世界に戻る方法も探さないといけないし、その間どうやって暮らすかだとか、まだまだ息をつく暇は無い。

 無いのだが……。

 ――起きてからでいいか……。


 ベッドにさえ向かわずに、ただ部屋に入ったその場で、泥のように寝入ってしまった……。

感情が安定してない…


修正(21/07/20)

・体内の魔素が足りない時に

→体内の魔力が足りない時に

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ