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ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第一章 悪炎竜『マローガドラコ』
23/285

魔石の陣

次回から投稿時間を変更致します。(後書きをご参照ください)

「という訳なので、魔法を教えてくれる時は、意味も伝えてもらえると有難いです」


僕は師匠に事情を説明し、師匠も呆れ顔で頷いた。


「そういうことだったか。 しかし、知らない言語が交じるなんざ、難儀なことだな」


全くその通りだ。

別に絶対ダメという訳じゃないが、限度があるだろう……と、誰に向けた訳でもない愚痴を心の中でぼやく。


「てことは、()()()()も魔法の才能が無い訳じゃないかもしれねえってことか……」


師匠はどこか寂しげに呟いた。

()()()()とは昨日言っていた、日本人の召環者達だろう。

彼らも僕と同じように、翻訳魔法に翻弄されたに違いない。

そう考えると、尚一層親近感が湧いてきた。


「まあいい。 今はそんな事より、目先の(ドラゴン)討伐が優先だな。 先ずはこの魔石陣(ペブルサークル)のことから話そう」


確かさっき、これを使って鍛錬するとか言っていたな。


魔石陣(ペブルサークル)には色々種類があって、目的によって使い分けるんだが……、今回は、『召喚型』だな」


中々面白そうな話だが、()()か。

僕をこの世界に呼んだ魔法に関わりが有りそうだ。


それにしたって、一体何を召喚するというのだろう。

これで行う鍛錬とはどの様なものだ?


「『召喚型』だと、使用者の()()()の大体半分以下のレベルのモンスターを呼べる。 つっても、結構制約があって、呼べるモンスターは限られてるがな」


レベル? レベルだって?

ゲームでは聞き慣れた表現だが、現実だと、()()()()()()という表現くらい違和感を感じる。

才能や能力を数値化するなんて事、可能なのか?


だが、僕が訊くより早く、師匠は続けた。


「今から俺が何体かモンスターを呼ぶから、お前は片っ端から片付けろ。 それでお前は戦闘スキルを磨き、レベルを上げるんだ。 つまり、実戦形式の鍛錬だな」


理屈は分かった。

だが、このまま意味を知らないで聞き続けるのは良くないだろう。


「えっと、レベルって何ですか?」


何度も出てきた『レベル』。

大凡(おおよそ)の意味はわかるが、定義を明確にしておきたい。


「おお、すまねえ、また説明を忘れてたな……、レベルについては、世界ごとに違う定義をされるみたいだが、この世界では『便宜的に細分化し、数値化した総合的な強さ』のことだ」


うーん……、分かったような、分からないような。


「『総合的な強さ』ってのは、力強さや俊敏性、身のこなしに魔法の熟練度まで、様々な能力が考慮され、判断される。 同じレベルだとしても、その能力は全く異なったりするんだ」


成る程、レベルが上がると能力が高まるのではなく、()()()()()()()()()()()()()()ということか。


「これで分かったか? まあ、分からなくともドラゴン討伐にそんなに支障はない。 さて、そろそろ鍛錬を始めよう」

次話から

火曜19時投稿→火曜20時投稿となります

(更新ペースは変わりません。)


変更理由は、投稿までに時間的余裕を持たせたいのと、より多くの人に見ていただきたいからです。

何卒よろしくお願いします。


改稿(20/12/29)

・攻撃力や防御力くらい

→攻撃力や防御力という表現くらい

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