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ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第三章 中級冒険者『アスピダ』
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中級冒険者試験本番

「ただ今より、中級冒険者試験の要項を説明します」


 冒険者ギルドの職員が、今日というこの日に集まった数人の冒険者に宣言した。

 その数人の中には、僕とダリアも含まれている。


「今回の試験ですが……、通例通り、数人でパーティを組んで試験に臨んでいただきます」


 中級冒険者試験は、ほぼ毎日行われている。

 どれほど力量があっても最初は初級とされるため、早々に昇格の条件を満たし、試験を受けたがる者は毎日出るそうだ。

 なので、中級冒険者試験に関しては、当日その場に集まった、昇格の意思がある冒険者が一時的なパーティを組み、団体で行うらしい。

 昇格の意志というか、僕たちは勧告があってここに居る訳だが……。


「本日集まったのは……、六人ですね。 では、三人のパーティを二つお作りください」


 王国のギルド本部にしては集まった人数が少ないと思ったが、各地に支部があるから、一極集中は起きないのだろう。


 ふと、学校でよくあったグループ分けを思い出す。

 場合によっては地獄を見る羽目になったりもしたが、普段話さない人とも関わることができ、新たな友人となることもあった。

 嫌いという程ではなかったが……。


「あのー……」


 たった数週間前のことを懐かしむように思い出していると、一人の冒険者に声を掛けられた。


「はい、何でしょうか?」


 ダリアが率先して答える。

 見知らぬ声の主に目をやると、鎧を纏い、一本の長い剣を帯びた冒険者が立っていた。

 ……端的に言えば、剣士のような容姿だった。

筆がのってきました


改稿(25/9/13)

・――基本的に、グループ分けは嫌いではなかったな→嫌いという程ではなかったが……

筆者は大嫌いです。

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