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ゲームの世界は好きだけど転移したいなんて言ってない!  作者: For-rest-one
第三章 中級冒険者『アスピダ』
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開戦

 魔力とは、魔素を変換して使用する能力。

 魔法とは、その魔素を変換した結果だ。


 もしこの不自然な暗さが魔法によるのだとすれば、この空間には変換された魔素が満ちていることになる。

 光を吸収する粒子、或いは光そのものを覆い隠す闇がその変換先だとすれば辻褄が合う。


 だとすれば、その闇を払う方法は?

 ……先日僕は、魔素でできた剣を風化させる魔法を見た。


「ダリアさん! ――あの風魔法を!」


 名前が思い出せないが、望みをかける価値はある。


「なるほど、魔法を()()するという訳ですね。 ――悪くありません、『ウェントゥス(疾風)ジアヴロ(侵食)シィ』」


 いつかの魔法が発動する。

 風はダリアを中心に広がり、道中の暗闇を掻き消していった。


 縮小しつつある闇の中、少し離れた空中に、消える気配のない影を捉える。

 ……このダンジョンの主、不吉な暗雲がその姿を再び現した。


「『ミコ・ディアペルノ(閃光貫穿)』」


 すかさずダリアが攻撃を仕掛ける。

 ……別にモンスターに与するつもりはないが、もう少しこう、感慨というか手心というか……。


 しかし、僕の不服とは裏腹に、不定形な霧は穴の空いた形になることで高速の一閃を躱した。

 余裕で躱されたのでは無いようだが、あの攻撃が躱されたのは、僕が見てきた中では初めてだ。

 伊達に魔素飽和を起こしていないということか。 視界は開けたが、骨の折れる戦いになりそうだ……。

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