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好都合

 期せずして中級冒険者試験を受けることとなったが、実はこれは、僕にとっても都合が良かった。


 僕が冒険者になった理由の第一に、ダンジョンの入場が楽になることがある。

 この権限は上位の冒険者であるほど強く、初級冒険者のままでは、もし前の召還者が高難易度のダンジョンに居た場合、そう簡単に入ることは出来ないので、足止めされてしまう。


 それも力量を評価するシステムの一環なの

 だろうが、こうなれば話は早い。

 断る理由は見当たらない。 ダリアと顔を見合わせて頷く。


「この度の試験は1週間以内に実施しますので、ご希望の日時があればお伝えください。 詳細な内容は実際に試験を行う際に説明します」


 1週間以内……。

 思ったより猶予は少ないだろうか。

 恐らくは僕達が不合格になっても矛盾を回避する方法はまだ有るのだろうが、ギルドにとっては現状これが一番面倒がない、というか不都合が生じづらいのだろう。

 それに、この機会を逃せば、次の中級冒険者試験は本来の手順通り実績を積んで受ける必要がある。

 要するに、より多くの時間と労力を割かなければいけないのだ。


 願ってもない折角のチャンスだ。 この一週間で少しでも実力をつけよう。

 受けるからには合格を目指さないと嘘だ。


今日はいつも以上に文法が不安です

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