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キラボシダイアリ  作者: ランス
深淵の瑠璃
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深淵の瑠璃 #13

「……とりあえず、戻ってみてきたけど…。」

というわけで。

僕らは、軌跡荘に戻ってきた。

「で、どうもこれが、【真相の書】らしいよ!」

「………中身を読もう。」ホープくんはそう言った。



Aの月aの日

 今日も変わりない1日だった。


Aの月bの日

 今日も変わりない1日だった。


Aの月cの日

 今日も変わりない1日だった。


Aの月dの日

 今日は私の誕生日だ。

今年で私はSDDF年目を迎える。

いい加減、神界での生活にも飽きて来た。

何か新しいことはできないものか。

他の神々と会話するだけで時が過ぎていく。

「世界」をもつ神々は忙しそうだ。

寂しい。


Aの月eの日

 良い誕生日プレゼントをもらった!

私もついに、世界の作成権を貰うことができた。

早速、今日から制作に取り掛かることにした。

とりあえず、***の作った「銀河の世界」を真似て作ることにした。

大体のベースをあの世界から拝借しよう。

その中で、何かオリジナルの何かを入れたい。

そうだ、私の話し相手になってくれるような死なない何かを作ろう!

生物でなくてもいい、精霊のような存在を作ろう。

美しい存在がいいな。宝石などがいいかもしれない。


Aの月fの日

 友人のアリアと相談してみた。

やはり、世界を作るのなら小規模なものになるだろうということになった。

少なくとも、「銀河の世界」のように、無限に宇宙が広がる世界は無理だ。

というわけで、空に上限を作り、「球」のような世界にする必要がある。

無限に広がる夜空を作りたかったが、残念だ。

あの世界の星を見たが、とても素晴らしいものだった。

見かけだけでもいいから、あの星の再現をしたい。

あの星が好きだ。


Aの日gの日

 もう退屈なのは嫌だ。

世界を作ったら、私もその世界に降りてみたい。

アリアに相談した。それは無理だと言われた。

神が世界に降り立つと、大変なことになると。

でも、諦めたくない。どうしよう。

最悪、勝手に降りてしまうのはどうだろうか…。


Aの月hの日

 神の力をある程度神界に置いていくのなら、世界に降りてもいいらしい。

しかし、少し抵抗がある。

少し考えことをしたいので、早めに寝る。


Aの日iの日

 ひとまず、世界に降りることは一旦考えるのをやめよう。

それよりも、今計画中の「精霊」についてだ。

ある程度、私の力を与えられたらいいな。

宝石のように綺麗な存在がいい。

宝石たちが世界にちりばめられたら、きっと、星空みたいで綺麗だろう?


Aの月jの日

 やっぱり、アリアにもう一度相談しに行こう、

何か方法があるかもしれない。

アリアなら、きっといい方法を考えてくれるはずだ。

私が神として生を受けたその日から、ずっと付いてくれていた天使、アリアなら。」


*

「……ラピスちゃんは………神、だったの?」

「…たぶん、な。」ホープくんはそう言った。

「けど……こんなところで日記が途絶えているのは何でだ?アリアに相談しに行って、日記が途絶えて……次の日記は「初めての日記」。…ということは、アリアは………。」


**

…今から約2年前。

「…ラピス。……どうしても、天界から降りたいって。こんな退屈な日は嫌だっていうから……。」

この世界は作られた。

「…生まれた時から、何十年も何百年も、何千年も何万年も……退屈してきたって、私は知ってるから…。」

過去の記憶と形を持って。

「……これが一番、ラピスのためになればいいって、思った。」

偽りの記憶と形を持って。

「………こんなの、ただの自己満足なんだよ……。」

だから結局、誰も知り得ることのない話だった。


――――本来ならば。


「……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。ごめんね……ラピス。」

------

アリア。種族は天使。

ラピスとは「親友」であり、ラピスの「協力者」でもある。

ラピスに協力するため、【ラピスの記憶の消去と力の奪取】をおこなった。

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