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妄想論

ランキングの内訳

作者: とびうお君

 ランキングに対して理解が深まった気がします。以前からこのランキング出鱈目に近くてあまり参考にならないと書いてきました。ただ上位20位まで20~30位までは特別なものがあるような気がしています。その特別さについて分かったわけじゃないです。これは言葉にするのはそれほど難しく無いですが、分析的に捕らえるのは現時点の私の力では無理です。


 漫画レベルのプロのレベルに達している。コレに尽きます。結局なろうってのは当たり前なのですが、素人集団の読み物に過ぎないんですよ。何を今更ですけど、その中で上位20位、ここからやや弱く20位~30位は、プロの様に上手いって感じる作品が多いです。ただ何がその上手さを作ってるのか?の差別化が分からないんですよ。


 ただ漠然と上手い、それほどでもないの差しか語れません。そのレベルで良いなら違いが分かります。ただし、30位まですべて読んだわけじゃないです。それでも異常な率で面白いと感じる作品が多い点で別格だとはっきり感じています。


 以前から書いてるアニメにおける漫画アニメの先鋭的な刺激は、正直上位1000位以上ならどれでも出鱈目にあるんじゃないか?と考えていて、ランキングは全くそれを選び出すのに機能していません。目が肥えてない?私は正直言えばアニメのビジネスモデルには批判的です。根本的にはBDはキャラクターグッズに過ぎません。


 キャラクターで売ってるもので物語で売ってるものじゃないからです。でもそのバブルがはじけて方向性を失った今、過去からどんな作品が売れていたか?統括してみると、先鋭化されたものだと分かります。アリキタリに安価に溢れてるものを高い金を出して買わない。ワンピースだけが例外で、市場が巨大すぎる作品のせいで、ワンピース専門のマニアだけでBDと言うグッズが売れてしまいます。後ワンピのBD・DVDはちと安いですけどね。


 キャラクタービジネス自体が先鋭化された刺激を伴っていて、それゆえ統括して扱えます。実際ごく一部のドラゴンボール、ワンピースなどの広いグッズ販売の方が儲かっています。ただこの場合一部がすべて独占するので無視しています。その点深夜アニメのBDを含めたグッズ販売は広く浅くのため、作品集合で見る事が出来傾向が分析できます。


 なろうはアニメにおけるトレンドを追いかけるような目の肥えたマニアが好むランキングでは無いです。なろうの中にこれから未来どうなるか?は分かりませんが、過去あったのは間違い無いですが、それはランキングの順序とは何の関係も無いです。


 とりあえず重要なのは、1000以上ぐらいのPT数で、なろうのランキングの重要な点は、話しにならないレベルの足きりです。素人でも当然上手い下手はありますから。そういった除外はかなり高精度に働いています。ただしファンタジーカテゴリーだけで、それ以外については、そもそも興味が無いものを書いて受けるわけが無いってだけで、上手い下手レベルの話しじゃないです。


 じゃ1000PT以上の序列は何なのか?これは精度は高く無いですが、やはり気軽な読み物として成立してるか?だと思います。でも大雑把にはそれで正しいと思いますが、詳細な順位の精度については、過去に書いてた人がいますが、やはりなろうゲームの攻略者=作者の作品に過ぎないと思っています。


 物語自体の面白さと言うより、なろうと言う場所をゲームに見立てて、それを攻略するのが上手い人の順位付けに過ぎないと見ています。ややこしい話しですが、300位単位ぐらいで大雑把に見るなら、意味があると思っています。その差はやはり気軽に楽しめる物語の成立度だと思います。


 ただややこしいのは、気軽に楽しめるものを極めたものが上位30以上じゃないです。逆に別の価値観が付加されてるから特別なものになってる気がします。高いレベルの戦いにおいては、逆に違った事をした人が上位に上り詰めます。じゃ上位に軽さは無いのか?なら絶対的なものじゃなくて、無視はしてないが、他の刺激とのトレードオフでバランス的に成立してるだけだと見ています。


 砂糖の純度の競争だったものが、突然辛いとかすっぱいが混じった味が究極の味になっていきます。砂糖の純度100%では本当の価値は生まれません。


 正直言えば、それ以下の作品を10位単位で見たら、出鱈目、ランダムとしか言いようがないです。物語の面白さとしてはです。でも、敢えて言うなら、多分物語の面白さの価値観と全く違うものなんだろうとな見ています。それがなろうの上位に行く事を一つのゲームとして見立てたときに、その攻略が上手いもの。それは作品に価値があるのじゃなくて、内容と読者の反応に対する最適な戦略を取った作者の判断に価値があると見ています。


 以前は物語の価値では出鱈目だと見ていたのですが、以前から緩やかなら価値があると見てて、それがやっぱりなろうの根底にある。気軽な楽しさの序列なんだと思います。でも細かい序列の部分は多分面白い面白くないで語るのにはふさわしくないと思っています。


 余談で、上位30以外の上位作品もラノベとしてプロの人が多いのだが?ですが、私はラノベは終ってると見ています。終ったものの残滓の集合体が、わらをもすがる思いで書籍化してる残りカスだと見ています。書籍化してる人たちには酷い悪口ですが、それ自体に文句があるわけじゃないです。


 ラノベ自体終ってるのに、単体の話しなんてどーでも良いんです。ライトノベルは根本的に劣化漫画で、あれを面白いと感じるほうがおかしいです。じゃ何故過去面白かったのか?で、それが私が書いてきた先鋭化した刺激を昔は作っていたからです。だからアニメとラノベの相性がとても良かったわけです。


 アニメで売れないラノベに価値は無いと私は思っています。それ以外は漫画がすでに占有してる場所だからです。根本的には紙媒体の衰退に伴う本屋の衰退が原因ですが、本屋が潰れまくった時代にラノベは市場を大きく拡大したのです。だからラノベが今停滞してる原因は、本屋の衰退とは全く別の所にあります。


 当然簡単な答えですが、いつまでも急激に先端で進化し続ける創作なんて不可能だって話です。ラノベは最初から劣った創作だったと見ています。それを補っていたのが、漫画アニメの先鋭化した先端の刺激を物語として作り出せていたことです。ここ最近のそれはすべて、ネット小説がもたらしたもので、ラノベの停滞はとっくに始まっていた事です。


 発行部数に関しても何がしたいか?不明瞭なキャラミスやライト文芸で無理矢理拡大したものが大きいです。そもそもあれはラノベなのか?と言うとカテゴリーわけの雑さがもたらす意味の無い市場拡大だと見ています。いくつか見ましたが、ミステリーとの決定的な気軽さって意味での差別化がされていません。


 そもそも赤川次郎の頃から、気軽なミステリーはすでに成立していた気がします。そもそもホームズが強烈なキャラクター小説なのに、何を今更の感じがある下らないものだと見ています。


 そもそもプロの作るものとして成立してないもので書籍化出来てもそんなもの意味が無いです。ライトノベル自体がすでにプロのつくるものじゃなくなってるから、なろうにおける上位が持つ特別性が必要ないんだと見ています。私はなろう作品は漫画ならもっと楽しめるのにずっと思っています。その中で上位30位は漫画原作としてしっかり売れるんじゃないか?って思っています。漫画のプロもピンきりですからね。


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