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プロローグ、又は夢
『ねえ、キミ』
これは、俺が五歳の頃の記憶。
いっさい褪せることなく十年以上経った今でも頭に刻みつけられた記憶。
公園からの帰り道に話しかけてきたその人は、黄金色の髪をゆるく結んだ綺麗な女性だった。
『人間なのに、とてもいいモノもってるね』
屈んでじっと俺の目を観て、うっとりと言った。
『じゃあ、また会いにくるから。キミ、名前は?』
「とも…」
一つ、後悔がある。
それは、なぜか偽名を名乗ってしまった、ということだ。
『ねえ、キミ』
これは、俺が五歳の頃の記憶。
いっさい褪せることなく十年以上経った今でも頭に刻みつけられた記憶。
公園からの帰り道に話しかけてきたその人は、黄金色の髪をゆるく結んだ綺麗な女性だった。
『人間なのに、とてもいいモノもってるね』
屈んでじっと俺の目を観て、うっとりと言った。
『じゃあ、また会いにくるから。キミ、名前は?』
「とも…」
一つ、後悔がある。
それは、なぜか偽名を名乗ってしまった、ということだ。
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