なんてこったい
前回のあらすじ!
学校帰りにいきなり光に包まれて気が付けばローブを着た男たちに囲まれて聖女だ何だと喜んでいたのもつかの間!
私の姿を見た人たちは皆ガッカリ!
なんやかんやあって私はここにある聖女専用の屋敷に住むことになったらしいのだけれどもなんと隣にいる騎士団長ことヴンシュなんちゃらさんが私の婚約者様だそうです!なんてこったい!むっちゃ睨んできてる気配ががが!。
「・・・・・チッ」
上から舌打ちが降ってくるよ怖いよ!。
「こらヴィシュ!聖女様に失礼だぞ!舌打ちなんて!」
「はぁ、だったらお前がこれ(・・)のお守りをすればいいだろ!俺はごめんだ」
「私は大歓迎さ!それができればどれだけいいか!」
私の頭上で騎師団長とプラチナ男が言い合っている、どっちも座高が高いなぁ、というか私が低いのか。
「やめぬか二人とも!ロアンお前は王子なのだから聖女と婚約はできぬのは分かっておるだろう!ヴンシュお前は100年前の一族の失態を忘れたとは言わせぬぞ!」
「・・・はい、すきません父上」
「・・・すみません王」
言い合う二人を王様が収め二人は渋々といった感じでおとなしくなる。
・・・・プラチナ男は王子さまでしたかそうですかぁ
「はぁ、とにかく聖女殿、今日は屋敷でゆっくり休んでおくれ、いきなりこちらに来て疲れただろう?」
王様はため息をつきながら言う
「おいそこの、聖女殿を部屋までお連れしなさい」
「えっ、は、はい!かしこまりました」
新しいお茶を入れに来たメイドのような服を着た女性に王様が指示を出す
「で、ではこちらにどうぞ!」
メイドさんは案内するために私のそばに来るがその前にやらねばならないことがあるのですよ