勇者達のステータス 中
クラリス達の職業とスキル、ユニークスキルを聞いて、黒は少し疑問に思った事をガウレスに聞いた、
「意外にスキルやユニークスキルって少ないんですね」
「まぁ、最初の方はな、ユニークスキルは増えないが、スキルは後天的に増える、今は少なくても、成長していけばスキルは増えるのさ」
「ヘェ〜、そんなですね」
そんな事を、聞いてると他の者も自分のステータスプレートに血を垂らしステータスを発表していった
七実桃香
職業、声操者
スキル、声支配、拡声
ユニークスキル、声の支配者
「声操者？」
雛森有紗
職業、死霊魔術師
スキル、死霊魔術、死霊作成
ユニークスキル、死霊の支配者
「な、何よ！死霊魔術師って！？」
若葉沙織
職業、絵描き士
スキル、絵描き簡易想像、絵描き補正
ユニークスキル、絵描き創造者
「絵描き士？絵を描いて何かをするのかな？」
金田宏樹
職業、金剛騎士
スキル、剣術、盾術
ユニークスキル、重装騎士
「お、なんか少しかっこいいな」
有森片瀬
職業、風魔法師
スキル、風魔法、補助魔法能力アップ
ユニークスキル、風の加護
「風魔法師か、やっぱりファンタジーだな」
笠村浩
職業、盾魔法師
スキル、反射魔法、光魔法
ユニークスキル、硬き盾
「なんだよ盾魔法師って、なんか俺だけ微妙じゃね」
ステータスの発表をしていた時、浩の職業を聞いて、片瀬が自分のステータスプレートを見せ付けながら
「ぶっ、なんだよ盾魔法師って俺なんか風魔法師だぜ風魔法師！」
「なんだよ、俺だけ盾魔法師って少し理不尽じゃないかそれに金田、お前、なんだよ金剛騎士ってなんかカッコいいじゃねーか」
「確かに」
片瀬は浩を馬鹿にして、浩は自分の職業を嘆いていた
だが宏樹の職業を聞いて浩は宏樹に八つ当たりをした
それに釣られて片瀬はそれに共感した
「おい、なんでお前そんな良さげな職業なんだよ！」
「浩の言う通りだ、なんだよ金剛騎士って、羨ましすぎるだろ！」
「知らねーよ、二人して俺を責めるな！」
と、いつもの三人でギャースギャース、騒いでいると、ガウレスは、かなり驚いた様子で職業を聞いた者達のことを見ていた
「すごいな、俺の聞いた事のない職業がいっぱいだな、
これが勇者達なのか魔力量もこの世界に来たばかりなのに俺達を凌駕している」
魔力という言葉に騒いでいた三人は、即座に反応した
「ま、魔力俺たちに」
「ま、まじかなんも感じないけど」
「すごいな流石ファンタジー」
「ああ、お前達には魔力が宿っている」
ガウレスに魔力は宿っていると言われて、さっき以上に騒ぎ出す三人、他の者は三人を無視して、黒が魔力とは何か、ガウレスに聞いた
「うーん、俺は余り魔力のことは知らなくてな、魔法師連中なら知ってるとは思うが、まぁ魔力とは魔法を使う際に必要物だ、と言うことだけしか知らん、だが魔力とは誰にでも宿っている、と言うことはこの世界にある者なら誰でも知っている」
「ヘェ〜そんなんですね」
（魔力ね、この世界で生き残る為に必要な知識だな、後で図書館か何かないか聞いてみるか）
黒は魔力とは何かを聞くと、考えこみ魔力について後で調べると思ったのだった、と急に静かになった事に、疑問を覚えると、辺りを見回したらさっきまで騒いでいた三人が落ち込んでいた、
「どうしたんだ三人とも」
落ち込んだ三人を見てどうしたんだと聞く、すると三人はさらに落ち込んだ声で
「魔力が俺の中になあるって色々やってみたけど何も起きなかった」
「なんでか、ガウレスさんに聞いたら「流石に魔力が宿りたてて魔法は使えないさ、まずは魔力操作を覚えないとな」って言われたんだそれで少し落ち込んでたんだ」
「ヘ、ヘェ〜ま、まぁ直ぐに魔力操作？は、覚えるだろ俺達勇者なんだし」
「それがどれだけ天才でも魔力操作の習得は一ヶ月かかるって言われたんだ、早く魔法が使いたいやつにとってそれは少し気持ちが落ち込むんだよぉ〜」
「そ、そうかまぁ頑張って魔力操作覚えないとな」
そう、黒が苦笑いを浮かべながら言うと三人揃ってため息をするのだった
「「「はぁ〜」」」
まだ、みんなの職業発表は、続くな、と思いながら黒は自分のステータスプレートを配られるのを待つのだった
だが黒はまだ知らない自分にこれから起きる事を
次回こそは、ちゃんとみんなの職業発表終わります、
そして運命の時が近いです、それでは次回お楽しみに
誤字、脱字、こうした方が面白い、などの報告がありましたらよろしくお願いします、
