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くそー、この話でクラスメイト達に決断させたかったのに出来なかった次回でクラスメイト達全員に決断させる様に頑張ります

ふわぁ〜と寝起きの欠伸をしながら、ベッドの上で伸び〜、を黒はしていた。


「んっ、最近は着慣れない服と大きすぎるベッドで、中々寝れないかもと思ったが案外疲れたんだな一瞬で熟睡しちまった」


黒は昨日の夜、美神と話し合えた後、美神を部屋まで送り届け、そのまま自分の部屋まで戻った、だが戻ったのは良いものの流石に学ランのままでいるのは衛生的に不味い!、と思い部屋にあった服を(少し悪戦苦闘したが)着て、そのままベッドの上で、寝てしまったのだ


「うーん、流石に風呂に入らないで寝るのはまずかったな今からでも風呂に入れるか聞いてみるか」


と、部屋にある呼び鈴を鳴らす黒、すると一分も経たないうちに扉がノックされ、内心、速!と思いながら、

扉を開けるとそこにはメイドさんがおり黒に、どうしましたか?、と聞いてくる。


「あの、今からでもお風呂かシャワーって浴びられますかね?」


「はい、お風呂ですねそれなら、今しばらくお待ちして下されば、もう少しでお湯が沸きますので、それまでこの部屋でお待ち下さいお湯が沸きましたらまたお呼びします」


流石メイドと言うべきか、懇切丁寧に、しかも完璧なお辞儀までして教えてくれる、メイドさん異世界から帰った時、家にも欲しいなと少し思った黒であった


「そうか、分かりました、じゃあこの部屋で待っときますね」


「はい、それとお食事は、この部屋でお食べになりますか?それとも食堂でお食べになりますか?」


「それじゃあ食堂で」


「かしこまりました」


「あっ!、あの少し良いですか?


「なんでしょか?」


黒はいい事を思いついたと思いメイドさんにある頼み事をする。メイドさんは、少し首を傾げたが、メイドさんは何も気にせず了承してくれた、黒は本当に家に帰ったらメイドさんが欲しいな、と黒は半ば本気でそう思うのだった。


数十分すると再びさっきとは違うメイドさんがやってきてお風呂の事を伝えに来た、メイドさんは、お風呂場にご案内しますと黒を案内しそのままお風呂場のの説明をしだした


「このお風呂場では、男女共に分かれていて此方が男、此方が女になっています、お召し物は一旦この箱に入れて下さい、それではまた何かご要望が御座いましたらそこにある呼び鈴でお呼び下さい」


「分かりました」


黒は説明を聞き終わると、早速服を脱ぎタオルを持ってお風呂に入った、


「おおぉ、すげぇなぁ〜ここの風呂」



するとそこはまるで、銭湯の様な広さで、周りは湯気で少し曇っていた。お風呂の広さに驚きつつ、石鹸をタオルで泡立てると頭と体を洗い、お風呂に浸かった。1日入ってなかったせいか口からふぅー、と漏れる、十分にスッキリすると風呂を出る黒、この後のことを考えつつメイドさんに教えてもらった食堂へ向かうのだった。





食堂に着いた黒そこには、昨日話した幼馴染みは勿論、先生や、クラスメイト達全員の姿があった。


「おい、言い出しっぺが遅れるってどう言うことだよ」


「そうよ、先に食堂に来いってメイドさんに伝言送って来た奴が遅れるってどう言う事よ!」


「本当ですわ、全くしかもあんな脅迫紛いな事を伝言で伝えるなんて!」


食堂に来て早々そんな事を言ってきたのは、金牙虎夫(かねきばとらお)雛森有紗ひなもりありさ、クラリス・アルリートの三人だった


「脅迫!黒くん君は一体みんなに何を伝えたんですか!?」


「明先生、別に俺は脅迫なんてしてませんよ、ただ俺は、食堂に来なければ、お前の秘密を皆んなの前でバラすと、メイドさんに伝言して貰っただけです」


「それは脅迫と言うんじゃないですか!?黒くん」


黒はメイドさんに、クラスメイトと先生に伝言を伝える様に頼んだのだ、その内容は、「今日食堂で、各々がどうしたいのか話し合おう、食堂が分からない様ならメイドさんに聞けばいい、それともし、食堂に来なければお前の秘密を皆んなの前でバラすぞ」と、言う(流石に先生と幼馴染み達には伝えない様にメイドさんに伝えたが)内容だった


「おい、黒テメェ人のこと脅迫するなんて卑怯だぞ!」


「そうだ、そうだ!」


「この悪魔めぇ〜」


と言ってきたのは、いつも三人でつるんでいる笠村浩(かさむらひろし)有森片瀬(ありもりかたせ)金田宏樹(かねだひろき)だった、三人は黒を親の仇の様に睨んでいた、そんな視線に、黒はあっけらかんとした表情で、


「あれ嘘だから」


と、言った


「「「「「「「はっ?」」」」」」」


とクラスメイトの殆どの顔がポカンとした表情で、黒を見ている


「いやなぁ、お前らの秘密をバラす、これは嘘だ」


「「「「「「「嘘?」」」」」」」」


「ああ」


「「「「「「「嘘ぉぉぉぉ!?」」」」」」」


「ああ」


「な、な、な、何でそんな嘘つくのよ!?」


かなり動揺しているが、有紗が騙された者代表、で黒に疑問をぶつける、


「だってお前らこんな嘘でもつかなきゃ、ここに集まらない可能性があっただろう、だからだよ」


その疑問に黒は、淡々と答える、図星を突かれたのか、さっきまで、抗議の声を上げていた者は、押し黙り席に座り直した、皆が落ち着くと黒は皆んなを呼び出した、本題に入った


「よし、もう何か言う奴はいないな、じゃあそろそろ本題に入るぞ、現状、俺達が取れる選択肢は、二つ、戦うか、戦わないで逃げる、その二つだ、ちなみに俺は、戦うことに決めている」


黒がそう言うと、驚くもの、と、驚かないものに分かれた、驚いた者の中でも、特に明は、抗議の声を上げる


「黒くん、戦うなんて何を言っているんですか!?、貴方はまだ学生なんですよ?戦うなんて私は許しませんよ」


黒はこの事を察していたのか、いつものおちゃらけた表情ではなく真面目な表情をして明の顔を見ながら言う


「明先生、先生がどんな事を言おうと無駄ですよ、俺の覚悟は変わらない俺はこの世界に召喚された時点で、もう逃げ道はないと思っている」


「それでも、何かあるはずです、きっと何か戦わないで済む方法がある....はずです....うっうう」


明は、多分気付いていたのだろう最初は否定しても黒の覚悟を見ると、その戦わなければならないと言う現実を否定出来なくなり、涙を流し始めた、そんな明に、黒は


「先生、俺も戦わないで済む方法があるはずだって考えました、でもやっぱり思いつきませんでした、だから先生、約束です、俺は決して死なない、俺は先生にこんな約束しか出来ないけど俺は約束を決して違えませんだから先生俺に戦わせてください」


黒は、その頭を下げた、自分の覚悟を明に、知らしめるために、明はそんな黒を見て、涙を拭き取り、


「ずるいですよ黒くん、そんなことされたら、先生は戦う事を許してしまうじゃないですか、.......分かりました先生も覚悟を決めますだから黒くん、さっきの約束守ってくださいね」


涙を拭き取った、明の顔は覚悟を決めた者の顔をしていた、その様子を見て、殆どのものが(一部を除いて)心の内で覚悟を決めていた。

まだまだ、このクラスメイト達の話は続く。

誤字、脱字、こうした方がいいと、思った方は報告よろしくお願いします

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