プロローグ
初めて書く小説で色々至らない点がありましたら指摘してくれるとありがたいです。
見たくない人は、見なくてもいいです。
それでも見てくれる人がいるなら感謝です。
学校の予鈴がなる二十分前周りがガヤガヤとクラスメイトたちが喋っている中色葉 黒は椅子に座りふわぁ〜と自分の手で自分黒髪をかきながら大きな欠伸をしていた、すると二人の男女が此方に寄ってきた。
「どうしたんだ?黒そんな眠そうな顔して?」
珍しい物を見る顔でそう言ってきたのは、茶髪でイケメン、名前は結城 勇斗と言い、成績優秀スポーツ万能で性格も堅実な性格で誰もやろうとしないボランティアや学級委員を進んでやり表裏ない奴で、学校中の女子から人気もあり、まさに完璧と言うに相応しく恨めしいが憎めない、黒の自慢の幼馴染みである。
するとその隣にいる一人がものすごく心配そうな顔をして
「そうだよいつもは元気なのにどうしたの?」
そう聞いてくる彼女は星乃 美神と言う名前で、高校二年生とは思えないほど綺麗な顔立ちをしており茶色の髪は腰まで伸びており、身体付きはまさにモデルのような体型をしている、さらには誰にでも分け隔てなく優しく接する性格をしていて、学校の連中からは、聖女様なんて隠れて呼ばれている。黒のもう一人の自慢幼馴染みである。
そんなことを聞いてきた、幼馴染み二人に対して黒は、眠たげな声で
「いやぁ〜な、昨日親父が「今日は少し厳しめにいくぞ」なんて言って、稽古を夜十時までやるからな、だから寝不足なんだよ」
とふわぁ〜と黒は、もう一度大きな欠伸をする
「あぁ〜それは確かにそれは災難だったな」
すると勇斗は心配そうな表情から同情の目線を黒に向けながら言ってくる。
「そっか確か黒くんの家って由緒ある武術の家系なんだっけ?」
と美神が思い出したかのように言う。
そう黒の家は普通の家とは違い、色葉流と言う武術を先祖代々受け継いできた家系であり、黒の父親はその家の現当主であり、そして黒は次期当主と言うこともあってか、黒に対して色葉流の武術を6歳の頃から学ばせている。(と言っても二十歳になるまで正式な技は教えてもらってないが)だが稽古が日に日に苛烈さをましてきてついに昨日、夜十時まで稽古されられたのだった。これが今日黒が、寝不足の理由であった。
「はぁ〜昨日は本当に死ぬかと思った。」
「確かに黒の親父さん稽古厳しいもんな」
「ヘェ〜勇斗くん黒くんの家行ったことあるんだぁ〜私黒くんの家行ったことなかったら一度行ってみたいなぁ〜それと黒くんが稽古してるとこ見てみたい」
茶色の目輝かせながら目線を黒に向けてくる
「別に家を見に行くぐらいならいいが稽古を見せるはダメだ」
「えー、なんで」
「俺が嫌なんだよ」
「ぶー、黒くんのけち」
「まぁまぁ美神、黒だって意地悪で言ってるんじゃないからさ」
美神は頬を膨らませながら此方を睨んでくる勇斗はそんな美神を慰めている。少しだけ美神に申し訳に申し訳なくなる気持ちなるが
(惚れてる奴に、自分がボコボコにされてる光景を見せれるわけねーだろうが。)
誰も聞こえない声で黒はそんなことを口に出していた。
「ん?何か言ったか黒?」
「い、いやべつになんでもねーよ!」
小さく呟いたつもりだった声が、勇斗に反応され、この地獄耳めっ!と黒は勇斗を少しだけ睨む。
「もしかして、稽古見せてくれるの!」
「違うわ!はぁ〜美神、稽古の代わりに駅前のケーキ屋で我慢してくれ」
これ以上めんどくさいので美神の好きなケーキでこの話題を終わらせることに決めた黒であった。
「えっ!あの有名な駅前のケーキ屋のケーキ!うーん、うん!わかったそこまで言うなら今回はケーキで諦めるよ」
今回はってまさかまだ諦めてないのかと少し呆れ顔になったが、目の前で笑顔になっている美神を見ると、黒は自然に笑みが溢れていた。
「よし、放課後に三人で集まるでいいか?」
「うん、じゃあ放課後に集まろう黒くん」
「なんで地味に勇斗お前が入ってるのか知らないがお前の分はお前で払えよ」
「わ、分かってるよ、黒」
「本当に分かってるのかよ」
黒は地味に黒に払わせようとしてきた勇斗をジト目で見つめながら言うと勇斗は少し動揺しながら返事を返してきた。
そんなやり取りを黒は二人としていると、予鈴がなり、クラスメイト達が席に座り始める、勇斗と美神も自分の席に戻ろうとする。
「あっそろそろ席に座らないとじゃあ黒くん」
「そうだなじゃあな黒」
二人は黒に手を振りながら自分の席に戻って行き、みんな席についた時に、このクラスの担任の先生と副担任の先生が入ってきた、そして、朝のホームルームが始まろうとしていた。
そんな中黒は今日の放課後の約束を思い出しつつホームルームに意識をむけるのだった。
だがこの時黒は知る由もなかった、まさかこのクラスが全員異世界に行くなんてそして自分がその異世界で――になるなんて。
プロローグ完
初心者なので投稿がかなり遅いのでそこは許してください。