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異世界に希望なんてない  作者: 紅月遥香
始まりに希望なんて望めない
3/12

世の節理に従え

今日もありがとうございます。

では、前回の簡単なまとめ!



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




夏瑠亜は森で倒れていた。それを少女が助ける。

回復した夏瑠亜はお礼も言わず家を飛び出す。

そして、町に出る。

目の前に広がる光景は、絶望を伝えるものだった。

そう。そこは完全なる異世界だった。


容易には元の世界に帰れない状況。

死ぬか生きるか。

夏瑠亜(かるあ)はどちらかを選ぶべきであった。


彼は、色々と考えた末、生きることに決める。

彼はどうしても元の世界に戻りたかった。

もちろん帰れる希望なんてない。

0%のことを求めようとしているのかも知れない。

それでも、それでも、夏瑠亜は立ち上がる。


まだ、可能性があるのならば、自殺、無駄死にはごめんだった。

一人で、、

独りで、、、

彼は行動に出る。

この状況に嘆いていたって何も変わらない、、、、、、。

そう悟ったのだった。





***********************************


「どこに役所があるのか教えろ!」


言葉は通じた。理解もできた。でも文字は読めない。

夏瑠亜は町を歩く人々にガンを飛ばし、強くあたっていく。

彼らは偏見の目で夏瑠亜を見る。

そして彼から遠ざかっていく。関わるとやばいと思って。


「まあまあ、そう怒りなさるなって。役所はこの道をまっすぐ進んで2番目の通りを右に曲がったところだよ。」


何事も恐れない、優しい人だっている。

しかし、夏瑠亜は礼なんて言わない。異世界のものと関わる必要なんてないから。

無言で役所の方角を目指していった。


「なによ、あの子!せっかく親切にしてやったのにお礼も言わないなんて!!」


おばさんは怒りながら買い物を続けるのだった。






立派な建物にたどり着く。

夏瑠亜は中に入り、窓口の女性に怒鳴りつける。


「元の世界に帰る方法を教えろ!」


「はい、、、、、?」


急な馬鹿げた質問。

女性は彼がふざけているのだと思った。

言葉も話せているし、あきらかに人間の風貌。ここら一般人の風貌。

日頃溜まったストレス、もしくは何か悲しいことがあって頭がおかしくなってしまい、彼がしょうもないことを怒鳴りつけてきたのだと思い込んだ。


「わたくしのほうではそのようなことはわかりませんが。」


あきれ顔で女性は答える。

そして奥にいる社員達はクスクスと笑う。

いい年した中二病が来たなと思って。


「ふざけてねえよ、、、、。本気なんだよ、こっちは!!!」


睨み付けるその目には強い意志が感じられた。

女性は怯む。

そしてその声には覇気があった。

建物内に強い威圧感が駆け巡る。

建物内は静まる。笑っているものは誰もいなくなった。


「そう突き詰められても、わからないものはわかりません!他をあたってください!!」


威圧感に負けじと真面目に大声をあげる女性。

夏瑠亜は舌打ちをする。


「役所なのに使えねー。」


そう睨みながら小さく言い捨てて役所の出口へと向かう。

その時だった。


「おいおい、お兄さん、、。お困りのようだね?」


よぼよぼな声が俺を引き留める。もちろん無視して出口の扉に手を掛ける。


「わし、知っとるぞ。異世界に行く方――」


「早く言えよ、じじい!!」


夏瑠亜は咄嗟に振り向き、老人の胸ぐらをつかみ上げて罵声を飛ばした。

建物の中にいた人の視線をまた集める。


「まあ、そう焦る――」


「何も知らないやつが口を挟むな。」


老人は彼のその目を見て、何かを感じ取ってから話し始めた。


「ここからだいぶ、いや、かなり遠くの森の中に何でも願いを叶えるという水竜がおるらしい。そこ――」


「場所はどこだ!」


せかす夏瑠亜。先ほどよりも拳に力を入れる。


「西の国のフィラルデンじゃ。ここからだと飛行船じゃなきゃたどり着けん。」


夏瑠亜は老人を投げ飛ばしダッシュで外へ掛けだした。

ゴホゴホと年寄りは咳き込む。


「なんじゃあいつ、最近の若いやつは、、、、。」


そう言ってむくりと立ち上がり、役所の奥の図書館へと進んでいく。


「大丈夫ですか?」


と役所の方々に声を掛けられるが、


「大丈夫じゃ。心配せんでええ。」


の一点張りであった。

見るからに、ただ者ではなかった、、、、。








***********************************




それは目立つのですぐに見つけることができた。誰にも頼らず。


夏瑠亜は見上げる。


空高くには巨大な飛行船があった。


飛行機の10倍はある。まるで宇宙船のような巨大な船がそこには止まっていた。

ただ、彼は感心などしない。飛行船本体に対し興味も持たない。

帰ることしか頭にない。


「こいつに、乗れば、、、、、。」


夏瑠亜は飛行船の入り口目掛け、とてつもなく長い階段に歩み寄っていく、、、、。










最後まで読んでいただきありがとうございます。

早く、ヒロインを活躍させたいです。まだ全然出てきてませんが、、、、。

明日は「恋の家達」を投稿します。

明日も頑張ります!!

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