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青白い頰を引き攣らせ懸命に笑っているあなたを見てたら心の底から抱きしめたくなるよ

作者: 秋葉竹



それがだれにぶざまに見えたとしても

いっぱいの夢を捨てて

それでも崩れず

最後の一線を守って突っ立っている。


あなたを、

見ているだけで愛おしくなるよ。


出会いは夢の中だった。

いや、夢の中の出会いのようだった。


あなたは、決して、

優しい言葉を吐かなかったけれど

そのぶっきらぼうな言動は

私にはなぜか

とても飾り気のない

人柄のせいだと思えたんだ

嘘をつかずに生きていける

そんな人などいるわけないと思っていたけれど

あなたはもしかしてそうなのではないかと

騙されてしまったんだ、

出会いが夢の中だったから。


見ようによっては、

がさつで、唯我独尊で、

自分本位の自分勝手、

他人のことなどどうでもいい

そんなふうに見えてしまう、

とゆうかそんな風にしか見えないあなたを

初見で好ましいと思ったのは、

それが一目惚れだった

(ね?夢の中の出会い、でしょ?)からだろう。

あなたの容姿に惚れたのかな

いや、違う。

やっぱり言葉だろう。

他人の心を傷つけることなど、

まるでいとわないその言葉

けれど本当によく聞いてみると

その言葉を吐く心の奥底には

痛いほど優しい心根がちゃんと見えるんだ、



私にだけは、

見えたんだ。



そんな痛々しい、純粋無垢な、天使のような、

あなたのことを放っておいたら、

それはちょっとやばいんじゃない?

あなたを守護まもらなければ、と、

思ってしまったわけだ。


「それが運の尽きでしたね。

いや、こっちの話」


だけど、嫌嫌いやいやばかりじゃ、ないからね。


それが、いまだに、そうだから。

なんだか不思議な、もんですねぇ。


そうなんだ。

それがだれにぶざまに見えたとしても

いっぱいの夢を捨てて

それでも崩れず

最後の一線を守って突っ立っている。


あなたを、

見ているだけで愛おしくなるんだよ、


不思議、だね?








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