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小悪魔は、正義の使い 1  作者: 渋井かな
25/50

オオカミ

俺たちは、キノコたちの怒りを、正義の使いのデビちゃんの一喝で怒りを収めることができた。オオカミさんの住処を襲った、ナメクジを倒しに行こうとする。


「私は、オオカミのオオちゃんです。それではオオカミの森まで案内しますね。」

「それは助かる。」

「あのラファ子、体調不良で休んでいいですか?」

「ダメ! ナメクジが怖いんだろう。」

「な、なぜそれを!?」

「さぁ、みんな、行こうか。」

「おお!」


ラファ子は、気持ちが顔に書いているので分かりやすかった。全員がオオカミの森に行こうとした時だった。


「その必要はない!」


その時だった、上空から声が聞こえた。声の方を見上げると、黒い天使が浮いている。堕天使シルファーのシル子だ。


「あれは!? 黒い天使の輪!?」

「黒い羽根!?」

「黒いオーラ!?」

「堕天使だ!?」


天使たちは、いきなりの堕天使の登場に驚いた。堕天使は、地上に降りてきた。


「私は、堕天使のシル子だ。」

「お汁粉、大好き!」

「誰が、お汁粉屋さんだ!?」


堕天使は、名前に恵まれていなかった。


「正義の使いさま、「あの方」がお待ちです。一緒に来てもらいますよ。」

「ギョ!? 「あの方!?」」


デビちゃんは、「あの方」から、生死を問わない帰還命令でていると思っているので、かなりビビっている。


「ダメよ! 正義ちゃんは、これからオオカミさんを助けに行くんだから。」

「オオカミの森か・・・。」


堕天使は、闇の魔法陣を描き、呪文を唱える。


「ダーク・エンジェル・カノン砲・・・発射!」


ドカーンと大砲は弾を飛ばし、オオカミの森にドカーンと命中した。


「も、森が!?」

「すごい破壊力だ!?」


全員がカノン砲の威力に驚く。森は山火事を起こし、炎に包まれた。


「これで、行く必要はなくなっただろう。」


堕天使は、悪役なのでサイコパスである。


「私の森が!? うえええん!」


オオカミのオオちゃんは、故郷が焼けてしまい、泣き出してしまった。


「なぜなく? ナメクジが駆除できてよかっただろう?」


堕天使は、悪い天使なので、他者の心の痛みが分からない。


「オオちゃんは、泣いているんだぞ!? 堕天使なんか、許さないんだから!」


ラファ子は、怒り心頭だった。


つづく。

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