表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

シャルティシエ

シャルティシエは連邦国家だ。

日本でいう、江戸時代の徳川幕府のようなものだ。中心に幕府があり、その周りに藩がある体制だ。

だから、幕府である首都シャルバルディアには、全体を従える力を持たず、代わりに藩であるパートが各々力を持っている。つまり、パートごとに独自の産業があり、パートごとに財源を持っている。それはつまり、各々独立した経済圏をもっているのだ。



首都シャルバルディアは、発展していた。

高層のレンガ造りの建築物は立ち並び、歩く人たちは、様々なおしゃれな衣服を身にまとっていた。

西暦で言うと、1900年代水準かもしれない。産業革命は通過しているのかもしれない。高層建築は、軽く200メートルは超える高層建築が存在していた。


しかし、アプリに話を聞くと、昔の建造物はそのまま使っているため、築300年の建造物も結構あるのだという。

それだけで、とどろは、この国は、長く戦争をしていないのだと思った。少なくとも、自国が戦火にはさらされてないのだと思った。

築300年の建造物なんて、普通は戦争をしてしまえば、破壊されて残ってはいない。

それだけで、とどろは、シャルティシエが良い国だなと思った。



「役場へ早く行こう。アプリさん」

とどろは、アプリを急かせた。

「街案内はもういいの。それに、どうしちゃったの、とどろ。目を輝かせちゃって」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ