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楽しみの増えたランチタイム

第二部、ありがとうございます。


ゆっくり見てってください。

今日も焼きそばクリームパンが美味しい。

焼きそばクリームパンとココアのセットは最強だ。たまには、ココアの代わりにおしるこも良い。

ちなみに今日はおしるこだ。


『あれ、今日はココアじゃないもん飲んでる』

「おしるこは喜んでオススメしよう」

『さすがに胃がもたれるから遠慮するわ』

「もったいない…」

ガタガタ、ゴト

…は?

「…何やってんの?」

『何って、飯食う』

「いや、だからなんで」

なぜ、なぜなんだ。

なぜヤツは

「私の机で飯食おうとしてんの!?」

『いーだろ別に!今日体育館使えないからつまんねーんだよー』

「他の人らは?」

『サッカーやってる』

確かコイツは春の自己紹介のとき、足を負傷してサッカーができないと言っていた。

「…それでここに来たと?」

『まあな!』

悔しいが…少し愉快になってきた。

話を進めると、コイツは私と同じゲームが好きだという事が判明した。

『武器何使ってんの!?』

「スナイパーSR-25」

ちなみに私は極度の戦闘ゲームオタクである。

遠くから敵をチクチク突く派だ。

『かっけー!!すげーな!』

「連続キルはできないけどね」

とても盛り上がった。人と話して、こんなに楽しいと思ったのはいつぶりだろうか。

コイツは私の話をよく聞いてくれ、その上よく話した。話し上手、聞き上手だろうか?自分でも驚くほど、話したい事が溢れてくる。すごい。


そうして、私の清らかなランチタイムは、ちょっとだけ騒がしくなった。

こんなランチタイムも悪くない。

生きることに自信を持てなくなってから楽しみはゲームと焼きそばクリームパンしかなかった。

そんな私に楽しみをくれたヤツは、私の中でとても大きな存在と化したのだ。


そしてそんな日の放課後。なんだかどっかで見たことあるようなケバい女に呼び出される。

これはよくあるパターンだろうか?

私はこれから水浸しにされるのか?

おしるこでもかけられるのか?

目の前で焼きそばクリームパンをどぶに捨てられるのだろうか?それが一番耐えられない…。


ケバい女に囲まれている。ろくに運動もしない私では暴力でも振るわれたら一発で仕留められてしまうだろう。

よくある話のように、王子様は助けに来てくれるだろうか?

…ヤツじゃないからな。


『アンタさぁ…』


これ以上ヤツと仲良くするな、か?



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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