番外 <キャラクター紹介>(第2章まで)
<冒険者>
◇ユウ
<暗殺者><毒使い> 92レベル。所属ギルドなし。
長旅のせいで、武器や装備はほぼ耐久度をなくしている。
○所持アイテム
<堕ちたる蛇の牙>…秘宝級の刀。毒並びに毒属性特技の攻撃力を30%アップ。
※25.<桜>にて完全破壊。
<上忍の忍び装束>…秘宝級の衣服。キャラクターの速度を30%アップ。
<守り独楽>…秘宝級のアクセサリ。特技の再使用時間を5%短縮。
<戦忍びの野戦装束>…製作級の衣服。防御力が高い。
<錬鉄の短刀>…製作級の短刀。耐久度が高いが、それだけ。
○口伝
<特殊毒作成>…既存レシピにない毒を自力で調合する能力。種類は既存の毒の数十倍に及ぶが
実用に耐えうるものは実はほとんどない。
<即席毒作成>…調合方法が極めて簡単なもの(<腐食>など)を、道具を用いずその場で作成する事。
21.<廃工場>(後編2)で登場。
※原作からすればかなりグレーだと思っていますので、多用は控えます(作者)
◇クニヒコ
<守護戦士><騎士> 93レベル。所属ギルドなし。
旅の途中でいろいろと心に傷を負ってしまい、本来宗教に縋る人間ではなかったはずなのだが
ムナカタのバイカルのところに身を寄せることになり、アキバ帰還を諦めた。
○所持アイテム
<黒翼竜の大段平>…主武器の大剣。攻撃力が倍増するほか、あらゆる精神攻撃に耐性。<幻想級ファンタズマル>装備。
<古代騎士の鎧>…秘宝級の全身鎧。高い防御能力を持つ。
<テイルロードの風呂敷>…マント代わりに羽織っている風呂敷。防御力はなきに等しい。
<テイルロードの遺品>…玩具の太鼓、鍋、釜、木の酒盃などを紐で繋げて鎧の肩から提げたもの。一見すると大道芸人か、棒手振りのようにも見える。
◇レディ・イースタル
エルフ、女、<森呪遣い><伯爵>(栄誉系サブ職業)91レベル。
所属ギルドは<グレンディット・リゾネス>→なし。169cm。
中身は三宅真治(40)。高知の地方紙の新聞記者。妻子あり。
○所持アイテム
<深海の女王>…幻想級の杖。魔力を杖先に集めて槍にすることが可能。
<古の姫の外套>…秘宝級のドレス。ドレスでありながら全身鎧なみの防御力を持つ。
<獣愛ずる姫の手袋>…幻想級の手袋。召喚した従者のレベルを10アップするが、召喚獣への指示可能命令が基本的に<自分の護衛>のみになる。
○説明
ユウの友人。ゲーム開始は1999年であり、βテスターでこそないが非常に古いプレイヤー。
ユウ以上に特徴的なだみ声の持ち主だったが、19.<冴えたやり方>で外見に似合った細い声に変化した。
<大災害>直後のミナミで自暴自棄になり、自らがギルドマスターを務める<グレンディット・リゾネス>の指揮を半ば放棄したことがある。
かなり享楽的な性格であり、ギルドメンバーからは呆れられていた。
なお、彼女のメインキャラクターはごつい<武士>であり、<レディ・イースタル>というキャラは、サブ職業<伯爵>を得たクエストにおいて、即興で作り上げたものである。
もともと、<Plant hwyaden>からの逃亡を行動目的としていたのだが、紆余曲折あってユフ=インに腰を落ち着け、新領主のお目付け役(本人曰く番記者、<大地人>いわく宰相兼騎士団長)をすることになった。
◇ユーリアス
ヒューマン、男、<吟遊詩人>。90レベル。
所属ギルドは<グレンディット・リゾネス>→<Plant hwyaden>。190cm。
○説明
元<グレンディット・リゾネス>のナンバー2。元は<甲殻機動隊>の熟練レイダー。
大規模戦闘用<吟遊詩人>というプレイスタイルと、本人が歌が好きなことから<歌う軍師>の異名を持っている。
西ヤマトに流布する御伽噺<おひめさまとあくまのこえ>の作者。
<大地人>の<作家>に原作を提供し、いくばくかの収入を得ている。
◇長谷川
エルフ、男、<召喚術師>、<学者> レベル90。
所属ギルドなし。185cm。本来の名前は<しっぽく旨太郎>。
長崎出身の元歴史考古学の助手。
キャラクターネームの由来は故郷の卓袱料理に由来する。
※和食と中華・南蛮が絶妙にマッチしたこの料理は実際、おいしいもんです(作者)
◇コーラス
ヒューマン、男、<盗剣士>。
所属ギルドは<Plant hwyaden>。実年齢は20歳そこそこ。
<グレンディット・リゾネス>に降伏勧告にやってきた<冒険者>。
敵対的なほかのギルドと違い、友好的に接してくれた<グレンディット・リゾネス>に好意を抱く。
◇サルマ
狼牙族、女、<妖術師>、<魔法戦士>。
所属ギルドは<Plant hwyaden>。
非常に珍しい<近接戦闘型妖術師>。
このビルドは相手の先手を取って畳み掛けることで強大な打撃力を維持するため、ユウのような速度に特化した<暗殺者>との相性は悪かった。
結果として、たぶん本作中最も凄惨な殺され方をしてしまう。
◇エル
ドワーフ、女、<施療神官>。所属ギルドは<アイガー修道院>。
ナカスに拠点を置いていたドワーフ。元のキャラクターはいかにもドワーフという髭もじゃの男。
混乱するナカスで秩序の再構築、低レベルプレイヤーの救済を目指して単独で活動していたが、その方法として旧九州工業地帯に潜む吸血鬼と手を組んだことで、その行動も意識さえも大きく歪むことになってしまった。
◇バイカル
ヒューマン、男、<武闘家>、<ちんどん屋>。91レベル。
<大地人>の町、ムナカタで<法名寺>という寺を建立しようとする<冒険者>。
現実世界ではとある町の寺の住職。独身。
本来、きちんと修行を修めた仏僧なのだが、破天荒なプレイスタイルに影響されてしまったのか、現在やっていることはほとんど<フーテンの寅さん>である。
※彼のモデルは実在のMMOプレイヤーですが、彼の行動のうち「金持ちの家の前で変な読経をし、うるさがる家人から食事をせしめる」というのは名著『鬼平犯科帳』の登場人物である乞食坊主の井関録之助からモチーフを得ています。(作者)
◇又五郎、ジオ 他
ギルド<グレンディット・リゾネス>のメンバーたち。一部はミナミに残って<Plant hwyaden>に参加し、ほかのほとんどはアキバに戻り、ジオをリーダーにして<グレンディット・リゾネス>を再結成した。
◇西田
ヒューマン、男、<召喚術師>、90レベル。
<第11戦闘大隊>の小隊長。明治期の軍服のような詰襟、制帽にサーベルを提げた青年。
※ギルドのモチーフがおそらく某剣虎兵中佐率いる大隊でしょうから、そこからキャラを取りました。
ちなみに原作では彼、第1巻冒頭でいきなり戦死しています。(作者)
<大地人>
○テイルロードの町長
丸々と太った裕福そうな町長。貴族のいないテイルロードの領主にレディ・イースタルを迎えようとしていたが、その前にゾンビにされてしまった。
○海賊の船団長
インノシマの海賊を統括する船団長。王に関するヒントといえないほどのヒントを出した後、
コーラスの手により爆死。
○中山道のとある集落の村長
60がらみの温泉好きな村長。<大地人>のそれを遥かに超える<冒険者>であるユウの反応速度すら及ばない速度で彼女の尻を触り、そのまま無傷で去っていった剛の者。
○<不死の王>
本来はモンスターなのだが例外的にここに記述。
髭面ドワーフ親父だったエルをキスで篭絡し、<外観再決定ポーション>を使わせ、<妻>と呼ぶまでに寵愛したある意味ですごいモンスター。
彼の目には、<冒険者>の外見ではなく、心の中身が見えていたのだろうか。
クニヒコと一騎打ちの末に戦死。所持した剣はエルに受け継がれた。
○ライトニングの村長
<冒険者>の外観をした<吸血鬼>の襲来に怯える村長。
ユウたちに高圧的に吸血鬼退治を依頼した。
○ムナカタの人々
女神への信仰篤い<大地人>たち。だが人懐っこく、無縁仏を供養するバイカルには心を開きつつある。
○ラタキウス
ヒューマン、<大地人>、<棟梁>。
弟子や家族を連れ、北ナインテイルへの道を急いでいた<大地人>のキャラバンのリーダー。
※本来彼はバイカルに頼まれ、寺の建立のためムナカタへ急いでいたという設定でした。
西洋式建築が幅を利かせるヤマトにあって、和風建築の棟梁は数少なく、ナインテイルで腕の立つ棟梁はさらに少ない、と思っていたからです。
彼の名前が煙草の一種、<ラタキア>からとられていたのもその名残です。(作者)
○ペルポドン・メハベル・アト・ユフ=イン
ユフ=インを代々治める男爵家の当代当主。60前後。
非常に太っており、一見すると贅沢三昧の駄目貴族に見えるが、実際はきちんと領地と領民のことを考えている領主。
ユウの汗血馬を乗りこなしていたことからも、彼が鍛錬を怠っていなかったことがわかる。
25.<桜>にて息子に家督を譲り、戦死。
※本来は外見そのままのアホ貴族のつもりでした。(作者)
○メハベル卿
ペルポドン男爵の息子。体型は父そっくり。
○リアーナ
ユフ=インの<娼婦>。実は人間ではなく、<ユフ=インの狂い桜>によって生み出された<桜の幻影>。
任務は、心を開いた客を桜の元へ案内し、何かを願わせること。
知識は<桜>と共有している。<桜>の倒壊とともに消滅。
○エニエス・ガングリフォン
ユフ=イン男爵領騎士団の団長。ひげを生やした初老の将軍。
※なぜ、単に1シーンにしか登場しないような<大地人>に、こんな名前をつけたのか、
自分でもまったく覚えていません。(作者)




