番外:キャラクター紹介 (第7章まで)
<冒険者>
◇ユウ
<暗殺者><毒使い> 94レベル。
この編ではほとんど主体的に動けていない。
前編で『自分が<ユウ>という人殺しの意識に引っ張られていること』を自覚して
わざわざまったく縁のない争いに参加した。
<グライバルト有翼騎士団>
◇ローレンツ
<守護戦士>、<騎士>。90レベル。
一見、豪放磊落なリーダーだが、実際は策を好む策士タイプ。
グライバルトが故郷であり、町の発展を願っているが、町の政治体制そのものは支持していない。
一連の騒動を受け、ユーセリアに罪を擦り付けられて殺されるも
ユーセリアの破産とともに復活した。
◇ユーセリア
<妖術師>、<占星術師>。90レベル。
地球では植物学を学ぶ学生。趣味で天文学も学んでいた。
もともといたホーエンのギルドでは、ギルドマスターの追い落としを図って失敗し、
追放されている。
元の世界に帰る事を至上命題とし、そのためには<大災害>当時の状態、
つまり魂だけになることが先決ではないかと考えた。
◇グンヒルデ
<修道騎士>、<アイドル>。90レベル。
いわゆる『姫』プレイヤーだが、それ以外は平凡なプレイヤー。
あまり計算だったことをせず、慈愛に満ちた振る舞いを好むのも、自らの虚栄心のため。
良くも悪くも目先のことしか見えていないため、結果的にはもっともグライバルトの
『その時の』権力に忠実だった。
◇ヴェスターマン
<守護戦士>、<辺境巡視>、90レベル。
ローレンツの同郷の後輩。
グライバルトの危機は自分たち<冒険者>が集まっていることそのものではないかと考えた。
◇ニーダーベッケル
<暗殺者>、<斥候>。90レベル。
ローレンツの密偵。
◇アンバーロード
<修道騎士>、<追跡者>。90レベル。ユーセリアの部下。
◇マルシネ
<盗剣士>、<追跡者>。90レベル。グンヒルデのファン。
<グライバルト市民(<大地人>)>
◇フルク
グライバルト都市自治議会議員。のち執政官。
飄々とした好々爺で、<有翼騎士団>の後援者の一人だが、実態は狡猾な策士。
<有翼騎士団>を使って、グライバルトの勢力拡大を企図していた。
◇アルンデル・ワークスブルク
職工互助会会頭。
互助会への支援、それによるラインベルクの排除を目的として<同盟者たち>へ内通している。
◇ギュスターヴ・ド・モンタドール
グライバルトが飢餓一歩手前に行ったとき、真っ先に逃げた大商会の当主。
あちこちでグライバルトの無策を吹聴する。
◇サーベラ卿
グライバルトから逃げ出した都市貴族の一人。
◇マティアス卿
グライバルトから逃げ出した都市貴族の一人。
◇アウス・デア・ハイテ子爵
グライバルトから逃げ出した都市貴族の一人。
彼に限らず、都市貴族というのは爵位を持っていても封土のない、いわゆる没落貴族のこと。
名前のモデルは佐藤大輔著『レッドサン・ブラッククロス』に登場する独軍降下猟兵の
フォン・デア・ハイテ大佐。
<同盟者たち>
◇クロデリク・フォン・ランズベルク
ランズベルク前伯爵にして実質的な当主。この世界ではすでに老齢といっていい年齢で、
家督は息子のアルフリッドに譲っている。
◇アドルフ・ボウズリー
ボウズリー商会の会頭。資金面における<同盟者たち>のスポンサーだが、
クロデリクに対しては非常に忠実。
◇アルフリッド・フォン・ランズベルク
クロデリクの息子で、名目上<同盟者たち>の盟主だが、実質は父親の支配下にある。
◇ボスマン・フォン・フォイエルバッハ
<冒険者>、<武闘家>。90レベル。<七花騎士団>の盟主。
<七花騎士団>はラインベルクに本拠を置くギルド。
基本的には金と爵位に貪欲であり、家名も自ら名乗っているもの。
出身はセルビアであり、強い政府を求めている。
◇アルンデル・ワークスブルク
グライバルトの職工互助会の会頭。詳細は上記。
◇ユーセリア
<グライバルト有翼騎士団>の副団長。詳細は上記。
◇アデルハイド
南方に割拠する蛮族、ブルクセン族の女族長。クロデリクの親衛隊を束ねる。
強いはずなのだが、<冒険者>が規格外すぎた。
<その他>
◇エゼルベルト・フォン・ラインベルク
ラインベルクの領主だった伯爵の孫。
先祖の汚名をすすぎ、反逆者を処断することを望んでいたが、ユーセリアに利用されたあと
毒を盛られて殺された。
◇ラインベルクの市長
ラインベルクの現在の市長。先祖はラインベルク伯の騎士。
彼とラインベルク伯は、アルヴの奴隷女と人間の征服者の間にできた子供の子孫。
そのため、ハーフアルヴほどではないがアルヴの血を引いている。
作中初めて、ユウを明確に誘った人。




