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ある毒使いの死  作者: いちぼなんてもういい。
第7章 <西の大地にて>
138/245

99. <暗躍>

1.


 ばさり。


扉を開けてフードをとった男に振り向いたユウは、飲みかけのティーカップをおいた。

同時に、ひそかに抜きかけていた刀を手から離す。

同居人のその行為に、入ってきた男はばさばさと葉を落とすと、そのまま乱暴にテーブルについた。


ラインベルクの市長だ。


ローレンツからの連絡を受け、おおきく道を曲げた市長とユウは、そのまま粗末な炭焼き小屋にたどりついた。

その小屋がもう何年も使われていなさそうなのを確認し、二人は当面の潜伏先をこの小屋としたのだった。


グライバルトの北方、海に近い森の奥である。

<猛進犀>のような大規模戦闘級(レイドバトルクラス)のモンスターという危険があるとはいえ、曲がりなりにも当面人が住めるだけの施設のあったこの小屋は、落ち着く先としては適切だったといえるだろう。

とりあえずの生活の準備を整えた後、モンスターや他の<大地人>に見つかる危険をおかし、市長は炭焼きに変装してのグライバルト偵察を申し出た。

そして、戻ってきた。


そういうことだった。


<冒険者>と<大地人>では念話が使えない。

ユウなら寝てても倒せるモンスターでも、レベルの低い市長には致命的な敵となる。

そして、名が売れている市長の顔を見知った者が、グライバルトにいないとも限らない。

そうしたもろもろのリスクを勘案し、それでも偵察に出た市長に、ユウは言葉の代わりに暖かい茶を注いだ。


「状況はおおむね飲み込めた」


晩春とはいえ、まだ寒い森を抜けてきたためか、茶で人心地ついた市長は湯気で顎を温めながら、ぽつりぽつりと話し始めた。


「状況はお前の主人――いや、同盟者だったな――のローレンツとやらが言ったとおりだった。

あの男とその与党は、あの町から完全に一掃されていたようだ。

今、あの町で権力を握っているのは議員から臨時の執政官になった<大地人>のフルク、

<冒険者>ではユーセリアという男のようだった。

そして、わがラインベルクはわしはじめ、何人かの有力者を殺したということで激発し、

グライバルトに攻め入った」


やるせなさそうな市長に、静かにユウが問う。


「結果は?」

「惨敗だ。もちろんラインベルクのな。

グライバルトは、あのラインベルク伯エゼルベルトと、それに同調したローレンツの独断だったとして、

ラインベルクの謝罪要求を突っぱねたらしい。

結果、<七花騎士団>と<大地人>が攻め寄せたそうだ。

ローレンツを討ち取るまではどうもそれなりに一緒にたたかっていたようだが、

その後、決裂して戦いになった。

ラインベルクは自分たちにも<冒険者>がついている、とおもっていたようだが……

…何しろ、今ではグライバルトにも<七花騎士団>が大手を振って歩いている。

すべては茶番、割を食ったのは何も知らないラインベルクとグライバルトの<大地人>だけということだ」

「ひどいものだな」


ぽつりと返したユウに、内心にこみ上げる何かを抑えるように、市長は揺れる茶の水面に目を移した。

沈黙が小さな小屋に落ちる。


「……<冒険者>という存在を、われら<大地人>はいろいろな意味で見誤っていたのだろう。

かつてのように、困ったことを払い、願いを叶えるだけの存在ではないと。

……ユウ、お前はどうしてわしに手を貸す? どうしてローレンツに手を貸すのだ?」


質問というより、その問いかけは懇願に近かった。

市長は50代だ。

彼にとっては、<冒険者>とは生まれたときから単なる異邦人で、困ったことを助けてくれるだけの存在だったのだろう。

潜在的なキリスト教徒が多い北欧サーバや西欧サーバでは、<大地人>への理由なき暴力は、<大災害>まではむしろ強く規制されていた、とユウも聞いたことがある。

そんなプレイヤーが多かった世界に生まれ育ったからこそ、頭ではわかっていても心で納得できないようだ、とユウは市長の横顔を見つめながらふとおもった。


「……どうして、だろうね」


長い沈黙の後、流れ出た不思議な響きの言葉に、市長は目をぱちぱちさせて耳を澄ませた。


「私には目的がある。 ここにいることじゃなく、もっと遠くへ行く目的が。

そのために遠いヤマトから、ここまで旅をしてきた。

だから、グライバルトにこだわる理由も、ローレンツに肩入れする理由も、実を言えばないんだ。

あんたをおいてこのまま立ち去っても、おそらく誰も文句を言わないだろう」

「……」

「ただ、私はローレンツと約束したんだ。

あんたの力になる、って。

だから私はここにいる。 あいつの望みをかなえるために、ここにいる」

「ローレンツの望みとは?」

「グライバルトで生きることさ」


なんでもないように言ったユウに、市長は顔を上げた。

その顔面に見える「?」の文字に、ユウは肩をすくめて答える。


「あいつは元の世界でのグライバルトで生まれ育った。

元の世界、というのは私たち<冒険者>の世界のことなんだが……彼は元の世界に戻れないのであれば、

せめて同じ場所、同じ名前の町で生きていきたいと考えた。

だからあいつはあの町にこだわった。

私はあいつもあいつの仲間のことも知らないが、あいつがあの町にいるのはその目的のためだし、

仲間はその過程で集まったものでしかない……と、おもう。

私たち<冒険者>は根無し草だ。

それぞれの地域にある<冒険者の街(プレイヤータウン)>にいられなければ放浪するほかはないからね。

だから、あいつは他に何を許しても、グライバルトからあいつを排除することは耐えられないだろう。

私は、その望みをかなえてやりたいだけさ」

「なるほどな」


自分もまた、ラインベルクという街に深く根を張った<大地人>である市長がうなずく。

その仕草のまま、彼はおどけたように苦く笑った。


「<冒険者>にも、<大地人>のような発想をする者がいるものだな?」

「まあね。私も故郷には帰りたい、その思いはわかる」


そこまで答えて、ふとユウは全身を市長に向けた。


「他に何か気づいたところは? 市長であるあんたなら、よほど多くの情報を手に入れたろう」

「そう言ってもな……おお、そうだ」


市長はぽんと手を打つと、思い出したように付け加えた。


「そういえばこのあたりでは見慣れぬ<大地人>の商隊が来ていたな。

ローレンツを排除して、ユーセリアは積極的に街道の安全化につとめているようだ。

商隊はいくつもあったが……わしの知る限りではザンベルク商会、グナイゼ商会、アーレンエルベ同胞会、小さいところではカリス商会などかな」

「ラインベルクの商会か?」

「いいや、違う。どれもここより南を活動拠点にしている商会だ」


首を振った市長だったが、その顔が急に曇る。


「ザンベルク、グナイゼ、アーレンエルベ……いずれもこの地域を普段巡る連中ではない。

……だとすると」

「普段はどのあたりを?」

「ツェーミット、ドルフ、ランズベルク、南アウグレンブルク……あのあたりだ」


その固有名詞にいくつか聞き覚えを感じ、ユウは問い返した。


「ツェーミット?ランズベルク? どちらもグライバルトを狙っているのではないのか?」

「……ツェーミットは領主が代替わりして勢威がかなり衰えた。

ランズベルクもそうだが、あっちは先代が生きている。隠居したと聞いてはおるが……」


記憶をたどって答える市長を前に、ユウは大きく頷いた。

その全身から、ぞわりと何かが立ち上る。

何だ、と市長が言う前に、ユウはカップを乱暴に置くとひとつ頷いた。


「市長。そいつらを洗ってみようじゃないか。まだグライバルトとランズベルクが戦闘状態に入って数日なのに、そんなに入ってきているのは何か変だ。

案外、こういうところから今回の事件の正体が掴めるかもしれないぞ」



 ◇


 夜。


この炭焼き小屋に寝泊りするようになってから、ユウはひとつ残っていたベッドで、市長は毛布をかぶって床で眠るのが通例になっていた。

自分は<冒険者>だから、とユウは固辞したのだが、女を床に眠らせるわけにはいかん、と市長が押し通したのだ。

硬いベッドでうとうとしはじめていたユウが声に気づいたのは、その日の夜更け、すでに朝に近い時間だった。


「ユウ。起きているか?」

「……ああ」

「そちらへ行ってもいいか?」

「ああ……あ?」


半分寝ぼけて生返事を返したユウの声が半オクターブほど跳ね上がる。

若いころは同僚と雑魚寝なども当たり前だったユウだが、さすがにこの年で中年二人、狭いベッドで眠りたくはない。

それに、ニーダーベッケルの例を持ち出すまでもなく、ユウは今の自分が男からどう見られているかはしっかりと認識していた。

驚いたのはむしろ、常識的かつ紳士的だった市長が不意にそんな提案をしてきたことだ。


「ちょっと待て。寒いなら代わるけど?」

「いや、違う。そなたと寝たいのだ」


この世界の<冒険者>が当たり前に持つ、同時通訳機能は便利なものだ。

言葉ではなく、それを発した意図を相手に明確に伝えてくれる。

いつの間にか立ち上がり、横になったユウの髪を撫でる市長の言葉は、彼の望みがただ『眠る』ことではないことを、如実に伝えていた。


「ちょっと待て、いや待ってくれ。いきなりどうした。それにあんた、市長だろう。

家には奥さんも息子もいるんじゃないのか」

「妻は死んだ。子どもはいるが、すでにいい年だ。何も関係ない」

「……<冒険者>は化け物だぞ。あんたの首を寸時にかき切ることもできる。

そんなもの、女として見れるわけがないだろうに」


丁寧に、ユウの流れるようなストレートの髪を撫でながら、市長は小さく答える。


「そうだ。<冒険者>は化け物、わしもそうおもっていた。

だが、そなたの協力するローレンツ、そしてそなた自身や、町の<冒険者>を見ていておもった。

体の能力は確かに化け物だが、実際はそなたらも同じ<人間>ではないかとな。

そなたらには故郷があるのだろう、そして<大地人>のように暮らしているのではないのか?」

「そりゃまあ、そうだが……いや、だから触るなよ!」


ユウがぼうっとしている間に、市長の手が胸に伸びてきたことを感じ、ユウはあわてて振り払った。

無論、全力で振り払えば<大地人>である彼はよくて全身骨折、悪ければ壁に叩き付けられて即死だ。

だが、注意深く力を加減してもなお痛かったようで、市長は片手を押さえながら続けた。


「……っ、だからわしはもっと<冒険者>を知りたくなったのだ」

「それが抱くことか!?」

「男と女が知り合うには、これ以上ないだろう?」

「どこのチャラ男の発言だよ、それ……」


突っ込みを入れているだけでは危険だ。

そうおもったユウは、背骨のバネを使ってジャックナイフのように体を曲げると、その勢いを利用してベッドの上に立ち上がった。

ぎしり、と貧相なベッドが悲鳴を上げるのも無視し、ユウはにじり寄ろうとする市長に汗をたらして叫ぶ。


「いや、そういう方法で理解を深めなくてもいい! というか、私は元は男で、あんたの10歳くらい下なだけのオヤジだ!」

「だが今は女、それも類まれなる女だろう」

「だから来るなって!」


この世界に来て初めてともいうべき、本格的な貞操の危機を前にして、ユウは内心、自分への感情を隠そうともしなかった、若い<暗殺者>のことを思い出す。


(思えばお前は紳士的だったぞ、ニーダーベッケル……)


ラインベルクで別れたきりの、今はどうなっているかもわからない<暗殺者>の青年に内心詫びを入れてから、ユウはあわてて飛び降りた。

その勢いで、脱いでいた<上忍の忍び装束>を抱えてドアに突進する。

蹴りあけた勢いをさえぎるように、冷たい風がひょうひょうと吹き込む中、

ユウは呆然とした市長に叫びを向けた。


「そこにいろよ! 外は危険だからな! 小屋も危険だとおもったら、ドアからまっすぐ向かって30分ほどで別の炭焼き小屋がある!

私は二三日後に帰ってくる! じゃあな!」

「どこへいくのだ?」

「さっきあんたが言ってた商隊を洗ってみる! 連中の行き先や接触した連中を調べる!

じゃあな、市長、達者でな!」

「あ、おい」


そのまま市長の返答を待たず、彼女はばたんと扉を叩きつけると夜の森を走り出したのだった。


笑うような夜鷹の声が、喜劇に笑う観客のように、ユウの周囲を流れて消えた。




2.



 グライバルトの街を出て、馬車の列はどこどこと走っていく。

馬車が5台。この商隊のリーダーを任された、まだ若い<大地人>の男は、一行の先頭で昨日までの取引をほくほくとした顔で思い出していた。


妙に安堵した表情の商会長に命令を受け、普段巡る街よりはるか北に、もてるだけの食料を持って出かけて8日。

相場の数倍の値段で、しかも交渉ごともなく、商品は淡雪が溶けるように彼の目の前で瞬く間に消えていった。

そして残されたのが、とんでもない量の金貨だ。

それで次の荷物を仕入れ、本拠地への帰途に着く。

若いながら熟練の商人である彼が、普段のポーカーフェイスを忘れてにやにやしていても、

さすがに誰も止めるものはいなかった。


今回の旅の中で唯一の不安材料が、街道にモンスターが出るということだったが

それも往復に<冒険者>がつくことで解消された。

いや、<冒険者>に関するこれまでの評判――簡単に言えば悪評――には、彼もかなり警戒していたのだが

実際に一緒に旅をしてみると、無口で頼もしく、金もかからない。

上空から襲ってきた竜を、彼らが見たこともない魔法によって一瞬で沈めてしまったのを見て、

彼はこれまでの<冒険者>観をまったく逆に翻していた。


そんな彼は、ゴトゴトと揺れる馬車の上で、天をふと仰ぐ。


(これで、俺も)


彼のいる商会で、同じようにグライバルトへの商隊を任されるものは多い。

だが、彼ほどに金貨を稼いできたものが何人いるのか。

確かに、入るときの通行税や関税は目が飛び出るほどの値段だったが、

実際は得た利益で釣りが来る。

これで出世は確実、とバラ色の未来を夢見ながら、男は右手に朽ち果てた昔の衛兵詰め所が見えたあたりで手を上げた。


「全員、とまれぇ!」


ゴトン、と馬車が立ち止まる。

後続の車列もとまったことを確認した彼の目の端に、何人かの<冒険者>と<大地人>が、詰め所から出てくるのが見えた。


(予定通りだな)


内心呟いて、彼はニコニコともみ手をしながら馬車から飛び降りた。


「これはこれは。お待たせしておりましたか?」

「いえ、特には」


左右に<冒険者>を従えた<大地人>の初老の男が答える。

満面に愛想を浮かべた商隊長の男とは対照的に、初老の男の顔は冷ややかといってもいい冷静さを湛えていた。

その顔に内心(愛想くらいしろよ)とおもいながらも、商隊長は取り分けていた金貨の袋を二つ、男に手渡す。


「お確かめを」

「……確かに」


袋の口をあけ、中を数える男を手持ち無沙汰に見ながら、ふと商隊長の男は視線を感じた。

自分をじっと見つめる、誰かの視線だ。


だが、商隊長の男は目の前の<大地人>から声をかけられた瞬間には、そのことを忘れていた。

どうせ仲間が、目の前の不審な男を見ているのだろう、とおもったからだ。

いくら<冒険者>がいるとはいえ、街道に馬車が立ち止まって、いいことなどひとつもない。


「……確かに受け取った。では、これにて」

「あ、それだけですか?」

「お前の商会長は、お前にわれらの詮索をせよと命じたか?」


振り向いた男の高圧的な声に、思わず商隊長の男は首を振る。


「……いえ」

「ならばこのまま戻るといい」

「はい、では」


男たちが詰め所の中に去り、再び馬車が動き始めたときには、不可解な視線はすでにどこからも感じられなかった。


(やはり連中のことを見てたのか。まあ、変な連中だったからな。

同じ商人だとはおもったが……そういえば後ろにいた男の手にはタコがあったな。職人か?)


商隊長はそこまで思ったところで、再び薔薇色の夢に囚われ、鼻歌を歌うことに熱中していった。





3.


 はあ、はあ、はあ。


自分の吐息がやけにうるさい。

<グライバルト有翼騎士団>の下っ端<冒険者>である彼は、<冒険者>である自分が息を切らしていることに、理不尽な怒りを感じていた。

それが<疲労>の毒の効果であることにも気づかないまま、道なき獣道を必死で走る。


すでに街道は遠く、周囲は鬱蒼たる森だ。

グライバルトの北方に帯のように広がる、黒い森。

海岸と街を断絶するそれは、まるで悪魔が作った迷路のように彼には思えていた。


(何なんだ、いったい)


顔も、姿さえも見えない敵は、交代のために詰め所から彼が離れ、しかも仲間たちと離れた瞬間を的確に狙ってきた。

どんな<冒険者>もいまだ逃れられていない、やむをえない生理的な行動のさなかのことだ。

結局彼は、無様にもズボンを半ばずりおろした体勢のまま、こうやって走っている。


(念話、念話を)


ステータス画面でアイコンをクリックし、仲間に声をかける。

それだけのことが、ズボンを必死で抑えて走る今の彼にはあまりに難しい。

そして、追手は着実に自分の後ろにおり、投げつけられる短剣は彼の背中をまるで赤と白のチェスボードのように変えていた。


(誰だ、誰なんだ。ローレンツさんの仲間か)


もともと<有翼騎士団>のどのリーダーとも比較的距離を置いていた彼には、

今時分を狙っているのが誰かすら判別できていなかった。


(広場だ!)


ばさばさと逃げる鳥たちの向こう、森にぽっかりと空いた小さな広場が見える。

そこに行けば、体勢を立て直せるかも。

<妖術師>である彼には、魔法さえ打てれば周囲すべてを攻撃することも不可能ではない。


そうおもって、彼がわずかに痛みを忘れたとき。


不意に、視線がすとんと落ちた。


それが転んだためでもしゃがんだためでもなく、膝から下を切り落とされたのだ、と脳が認識する前に、叫びかけた彼の口が柔らかな何かで包まれる。

手だ、と感じた瞬間、彼の視界が今度は鮮血に染まった。


「う、あ、あ、あ」

「おとなしくしろ。聞かれたことに答えれば命は考えてやる」


木々の合間を飛びぬけ、後ろから<アクセル・ファング>を叩き込み、

追手――ユウは、静かに告げたのだった。

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