#037「ヴェスリー」
場所を変えて話したいというヴェスリーの提案を受け入れ、俺は彼女に連れられて軍事教練場の隅までやってきた。
野外演習前にクラスの謀議が行われた場所である。そのときと同様、放課後にもなると、軍事教練場はほとんど人がいなかった。
「貴方に、一つお聞きしたいことがあります」
彼女は腕を組んでいる。態度は堂々としており、表情もいつもどおり強気だ。だが、やはり以前とは違う感じがする。険がとれた、といった感じだ。
「コルベルン王家は、我がサイファ公爵家の門地を奪おうと企んでいますの?」
婚約の目的は、時間を稼ぐことだ。我が家とサイファ公爵家が婚約している間は、軍務次官も表立って祖父と対立することはないだろう。その間、軍の穏健派との連帯を深め、実戦部隊の司令官たちを取り込む。それが祖父の考えだった。
「さぁ?
お爺様のお考えはわからない」
祖父の考えをヴェスリーに教えてやる義理はない。俺は適当に返事した。
「では、質問を変えますわ。
貴方自身は、我がサイファ公爵家の門地を望んでいるのですか?」
俺はお見合いのときに立ち聞きした話を思い出した。ヴェスリーは、サイファ公爵家の乗っ取りを俺が主導していると誤解している。俺は積極的に誤解を解こうとはしなかった。しかし、今回は相手の方から確認してきたのだ。誤解を解く必要もないが、嘘を言う必要もなかった。
「君の家の門地など望んではいない。
私にはハイラールの領地だけで充分だ。
生まれ育ったハイラールが私の手元にあること、それが私の望み、領主としての望みだ」
俺の返事を聞いたヴェスリーは黙り、目を瞑った。
一呼吸置いて、なにやら一人で頷き、また目を開ける。そして、彼女は跪いた。
「貴方には、二度助けられました。
野外演習のときと、街で男に絡まれたときです。
お礼を申し上げます」
彼女は片膝を地につけ、頭を下げている。
跪く姿勢は、前世の世界でいうところの土下座だった。ヴェスリーは大貴族の、それも一門宗家の娘だ。下位の者から跪かれることはあっても、彼女自身がこれまで跪いたことなどあるのだろうか。
「それと、謝罪します。
私は、他人の意見を鵜呑みにし、自分の目で貴方を見ていませんでした。
貴方を無視するようクラスの者に命じたのは、私です。
インクを撒いたのも、私が指示したことです」
こんな謝罪の一つで許せるものか、と一瞬思った。
だがすぐに考えを改めた。彼女の言葉と態度は、とても真摯なものに見える。
「それに、皆の前であらぬ噂を大声で騒ぎ立てました。
貴方と貴方のお父様の噂のことです。
本当に、申し訳ございません」
彼女と知り合って一年半。俺はもとより、他の人間に対しても、彼女が謝っているところを見たことがなかった。
彼女は土と砂利の地面に、スカートからむき出しの膝をつけている。きっと、痛い。
「わかった。
謝罪を受け入れる。立ってくれ。誰かに見られたらどうする」
俺に促された彼女は立ち上がると、俺の手を両手で握手するように握ってきた。彼女の手は冷たく、そしてやわらかかった。
「本当に、ごめんなさい、ありがとう」
彼女は目に涙を溜めていた。あのヴェスリーが、俺相手に。涙は今にも零れ落ちそうだ。
「貴方に許してもらえないのではないかと思っていたの。
……本当に、本当にありがとう」
彼女が再び頭を下げる。その動作で、彼女の目から涙が零れ落ちてしまった。
「これからは、貴方の妻に相応しいよう、態度を改めます。
どうぞ、見捨てないで下さい、婚約者殿」
しかし、この婚約は破棄される予定だ。
そう言いそうになって、俺はグッとこらえた。彼女との仲が改善されても、コルベルン王家とサイファ公爵家の仲が改善されたわけではない。俺はコルベルン王の孫、彼女はサイファ公爵の娘だった。
「急に言動を改めるのは難しいことだ。
あまり無理をしなくていい。
それと、クラスの連中に婚約のことは知られたくないのだろう?
呼び方も今までどおり『ハイラール伯爵』でいいよ」
「お気遣いありがとうございます。
やっぱり、お優しいのですわね……。
でも、今までどおりでは私の気が済みませんわ。
私は貴方の婚約者。
クラスの皆にもそのことをしっかりと認識してもらわなくては」
ハンカチで涙を拭いた彼女はクスッと笑った。今までに見てきた、人を見下すような嘲笑や、取り巻きたちへ向ける愛想笑いとは違った笑顔だった。
「それと、ハイラール伯爵とお呼びするは他人行儀で嫌ですわ」
「婚約者殿もどうかと思うぞ」
と言う俺自身、何度か彼女のことを婚約者殿と呼んだことがある。そうすると、彼女が嫌がるから呼んだのだが、まさか自分が呼ばれる日が来るとは思わなかった。
「わかりました。
貴方の呼び方については、考えておきますわ」
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もしかして彼女は、初めは敵対的でも、あるきっかけで過度に好意的になるという例のアレなのかもしれない。
「ダーリン殿」
翌朝、彼女は俺の姿を認めるなりそう呼んできた。
その瞬間、教室が沈黙した。
「おはようございます、ダーリン殿」
「……おはよう。
……ダーリン殿とは、私のことか?」
「他に誰がいますの?」
クラスの全員が、俺たち二人を見ながら固まっていた。
せめて、名前で呼んで下さい。そう言いかけたのだが、マークベス教官が入ってきたため、言いそびれてしまった。
休み時間になった途端、彼女は再び俺を捕まえた。
「先ほどの問題なのですけど」
「ああ、それは……」
俺の方も、なんで律儀に応答するのだろう。
この女には散々な思いをさせられた。あの時は入学したてで知り合いもいなく、家族の不幸の直後ということもあって、俺の精神状態は不安定だったかもしれないが、この女にはかなり追い詰められたのだ。
そのヴェスリーと、俺が親しげに会話している。
「ダーリン殿は本当に頭がいいのですわね。
やはり、貴方は私の夫に相応しい人物ですわ」
彼女は前の授業の教科書を持って、俺の隣の席に座る。席を取られた大人しそうな男子生徒は、所在なさげに非リア充グループの他の面子と話をしていた。彼は他の生徒と話しながら、こちらをチラチラと見てきた。早くヴェスリーに席から退いてほしいようだ。
そんな男子生徒を気にするどころか存在を忘れているような様子で、ヴェスリーは俺に話しかけてくる。
彼女は口元に微笑をたたえ、目元を綻ばせていた。眉毛はピーンと直線を張っていたから、相変わらず気が強そうではあるが、以前感じた冷たいという印象はなかった。
ヴェスリーの変わりっぷりには、クラスの連中も驚いていた。特に、取り巻き連中は困惑気味な様子であった。
「あの、ヴェスリー様」
「何かしら?」
「ハイラール伯爵と、仲良くなったのですか?
それに、その……ご結婚なさるのですか?」
ヴェスリーによくおべっかを使う男が、遠慮がちに質問する。
俺との話を中断されたヴェスリーは不機嫌そうに答える。
「アティスには口止めしておいたけど、もうその必要もありませんわね。
私はシトレイ・ハイラール殿と婚約していますの」
「でも、どうしてこんな、別人のような態度で……」
「チッ」
ヴェスリーはひどく不機嫌そうな表情を浮かべ舌打ちをした。だが、彼女はすぐに俺の顔を見て、ハッとした表情を浮かべた。
「ごめんなさい、今のはノーカウントですわ」
「何が?」
ヴェスリーは咳払いをすると、俺から取り巻きの男へと向き直った。彼女の強い眼光が、取り巻きの男を捉える。
「そういえば、カールセン。
貴方、あの野外演習の時、真っ先に逃げ出したそうね。
『殺される!』と叫びながら」
「えっ、それは……」
「私のことなど構わず、なりふり構わず逃げたそうじゃない。
私、貴方のことを見直しましたわ。
あの場合は、自分の身を守ることが何よりも大事ですものね。
貴方の冷静な判断に、私は感心しましたのよ」
ヴェスリーは、いつか俺に向けた冷たい、軽蔑するような目で取り巻きの男を見つめている。おべっか男カールセンは黙り、そしてやり取りを見ていた他の取り巻きたちも口をつむぐ。
彼らの態度に満足したヴェスリーは、再び俺との話を再開した。
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「助けてくれよ。意味がわからない」
寮の部屋で、俺はマルコとフリック、そしてスティラードに相談した。狭い部屋は男四人が陣取り、さらに狭く感じられる。
「なんだ、相談に見せかけた自慢か?
ふざけんなよ」
マルコは怒っているようだ。
「マルコ、どうしてそんなに怒っているんだ?」
「俺はお前みたいな態度をとる人間が大嫌いなんだ!
本当は嬉しいくせに、『困った、困った』って、本当はちっとも困ってないくせに!
お前は、あの巨乳を好き放題できる立場にあるんだぞ!
そのことを自覚しろ!!」
マルコは泣き出してしまった。それをスティラードが慰める。
マルコやフリックと、スティラードを引き合わせたのは俺だ。夜カードゲームをするときに面子が足りず、スティラードを呼んだことがきっかけだった。今ではよく四人で放課後を過ごしていた。
「ブルックス、お前だけだよ、俺の気持ちをわかってくれるのは。
シトレイは惚気やがるし、フリックだって幼馴染の彼女とイチャコラしてるんだ」
「ちょ、アミアはただの幼馴染でゲス」
「うるせー。
お前がちょくちょく幼馴染と遊んでるのは知ってるんだ。
くそ、なぁ、ブルックス、俺たちは独り者同士傷を舐めあおうぜ」
「……すいません、自分も交際相手がいます」
「えっ」
俺とマルコとフリックの感嘆詞が重なった。
「学校に入る前から交際していまして。
今は故郷にいます。
自分が士官学校を卒業して軍人になったら結婚しようと思っています」
「故郷に……」
故郷に想い人。スティラードもそうなのか。
「どいつもこいつも!
お前ら、学生の本分を何だと思ってるんだ!」
マルコの怒りはおさまらなかった。結局、彼はその日ずっと怒っていた。次の日にはケロっとしていたが。
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「ダーリン殿、なにか私にやってほしいことはありませんの?
私は貴方のお役に立ちたいのです」
態度が180度変わったヴェスリーは、授業の合間や休み時間になると必ず声をかけてきた。
昼食も共にとるようになった。ヴェスリーと食事をする際は、取り巻きたちも一緒だったから、気まずくて仕方なかった。
ヴェスリーとは彼女の謝罪を通して仲良くなるきっかけを持つことができたのだが、取り巻きたちとはきっかけをつかめないでいた。かといって、俺が今まで昼食を一人でとっていたのは周知の事実だったから、昼食の誘いを断る口実もなかった。
五人でとる昼食は、ヴェスリーのみ明るく、その他はお通夜状態だった。
「……その呼び方を変えてほしい」
「どうしてですの?」
「恥ずかしい」
「まぁまぁまぁまぁ、私たちは夫婦になるのですよ?
呼び方ぐらいで恥ずかしがっていては先が思いやられますわ。
でも、貴方の頼みなら仕方ありません。あなたと呼びましょう」
「それもちょっと……」
「では、やはりダーリン殿ですわね」
明るいヴェスリーと対照的に、取り巻きたちは暗い。
黙々と食事を続けるのだが、ヴェスリーが何か言う度に目が泳いでいた。「散々無視した相手とどう接すればいいかわからない」「野外演習の一件があったとはいえ、自分たちのリーダーがどうしてここまで態度が変わったのか、わからない」「別人のように思える」「彼女に問いただしたら、カールセンのように何を言われるかわからない」
取り巻きたちの困惑は、表情から見てとれた。
「ヴェスリー、君が友好的な態度で接してくれるのは嬉しい。
だけど、君の態度がいきなり変わって、周りの皆は不思議がっているよ」
「あら?
そうなのですか、皆さん?」
「……いえ」
ヴェスリーに問いかけられた取り巻きたちは、困惑気味に否定した。逆効果だったか。
「しかし、ヴェスリー。
正直言えば私も戸惑っている。
私は君たちを大勢で取り囲み、脅したような人間だぞ」
「私がやったことを思えば、仕方のないことですわ。
それに、そのことは昨日の話し合いで決着がついたはず。
今の私の貴方に対する態度は、私自身の判断の結果ですわ。
私自身が、そうしたいと思っているのです」
彼女は、やたら『私自身』の語を強調した。
『今までどおりでは私の気が済みませんわ』という彼女の言葉を思い起こす。言葉を態度に表した結果が、今の彼女なのだろうか。
正直、今の彼女との関係は心地いい。
しかし、彼女は自分の生まれたサイファ公爵家を強く意識している。俺と彼女が和解しても、我が家と彼女の家が和解したわけではなかった。彼女との婚約は、あくまで『表面上の』和解だった。
「私は、宰相の孫だぞ」
幼年学校に入学したての頃、彼女と最初に会話したときの話題をもう一度振ってみた。
「宰相のことは嫌いです。それは変わりませんわ。
でも、ダーリン殿は別です。貴方は宰相とまったく似ていません。
未だに、貴方があの悪逆非道な宰相の孫とはとても思えませんわ」
「そう言われても……。
私は確かに、コルベルン王アーモンの孫だ」
「信じられません!
宰相の人柄はお父様より聞いていますけど、とてもダーリン殿の祖父とは思えません!」
彼女……いや彼女の父サイファ公爵が我が祖父アーモンを評して曰く、皇帝の威を借る君側の奸、権力欲と選民意識の塊、国益よりも私益を優先する典型的な売国奴、国家に忠誠を尽くす軍人を軽視し、民を虐げ、部下には尊大、不信心どころか無神論者で忌むべき異端者、この世の邪悪な要素を全て詰め込み服を着せた存在、殺人者で盗賊で、悪徳を愛し、拝金主義で成金趣向、アルコール中毒者、締りのない体は醜悪で堕落しきっており、破廉恥で厚顔無恥、若い娘をさらっては妊娠させ、庶子の数は三桁を越す、云々。
俺の祖父がサイファ公爵の軍務大臣就任を妨害したのは事実である。サイファ家の人間にとって、我が祖父は憎き仇であろう。
だが、ヴェスリーの主張は祖父を批難するというよりも、ただの悪口だ。殺人者とか盗賊とか、庶子が三桁とかは事実無根……のはずだ。
俺から見れば、酒が好きでオカルトが好きな孫思いの老人にしか見えないのだ。
「我が祖父と君のお父上の関係は知っているが、そこまで言うのはあんまりじゃないか。
君は憎んでいるかもしれないが……私は、尊敬している」
いつか、軍務次官を尊敬している、とヴェスリーに言ったことがある。その言葉はまったくの嘘だ。
だけど、祖父のことを尊敬している、この言葉は本心だった。
欠点がないわけでもないが、祖父は頼れる人物だ。俺のきつい言い方にも笑って返してくれる、いや笑ってるのか無表情かはわからないが、とにかく、俺の甘えにも応えてくれるいいお爺ちゃんなのだ。
彼はいつも、俺のことを気遣い、俺の味方になってくれた。
「そうね、ちょっと言い過ぎましたわ。
でも、ダーリン殿が、あの宰相の孫という話だけは信じられませんの」
「家族だからといって、性格や考え方まで似ているわけじゃないだろう。
私よりは遠い関係だが、君が兄と慕うセエレ先輩だって、私の祖父とは親戚同士だ」
「セエレ、お兄様、ね……」
ヴェスリーはセエレ先輩の名を聞くと急に黙ってしまった。
「セエレ先輩と、なにかあったのか?」
「……この話はここではちょっと……。
放課後、時間をいただけませんか?」
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「……セエレお兄様とは、最近会っていませんわ。
……お会いするのが怖いのです」
放課後。場所は軍事教練場。
毎度、聞かれたくない話は軍事教練場の隅でするわけだが、あんまり頻繁に使うのはどうかと思う。そのうち、放課後は人がいない、ということが有名になって、逆に人が集まってしまうのではないだろうか。
「野外演習の時、私が持参した地図がありましたでしょう?
あれはセエレお兄様から頂いたものなのです」
野外演習の前日、近道の存在を知った俺は情報収集を行った。話を聞いた相手の中にはセエレ先輩もいた。彼は、近道など知らないと言っていた。初耳だと言っていた。
「私だって、あの野外演習の後、近道のことを調べました。
情報を集めれば集めるほど、ダーリン殿が言っていた反対理由が正しいものだったと知りました」
俺も、あの近道のことは気になっていた。そしてヴェスリーと同様、近道――森の情報を集めたのだ。
沼地を目の当たりにしたとき、森に街道を引かない理由はこれか、と思った。そして実際の理由もそのとおりだった。あのあたりは沼地が延々と続いており、沼地を囲む森も地盤がゆるいため、街道の敷設を諦めたのだそうだ。
昔、森を南の方から切り開き、沼地を埋め立てるための工事を試みたことがあるらしい。しかし、沼地は広く、雨が降る度に工事した箇所が元に戻ったのだそうだ。結局、コスト面で割に合わないと判断され、放置される結果になったらしい。
俺たちが出会った怪物トードが放置されていたのも、理由があった。沼地はやぶ蚊の住処となる。街道沿いには民家が建っていたし、帝都も目と鼻の先にあった。やぶ蚊の大量発生を予防するため、虫を主食とする怪物トードを放置していたのだ。トードの数が増えすぎても困るので、時々軍が森に入って駆除していたらしいのだが、全滅まではさせていなかったという話だ。
怪物トードは、大人にとっては簡単に倒せる相手であったし、ナワバリに足を踏み入れなければ人間を襲ってくることもなかった。食べていける限り、ナワバリ――やぶ蚊の発生源である沼地から外に出てくることもなかった。
「何故お兄様があの近道の書かれた地図を下さったのか、理由がわからなくなってしまったのです。
お兄様ともあろう方が、あの森の危険さを知らなかったはずがありませんもの」
「そうだな。
セエレ先輩が、そんな迂闊なことをするはずがない」
セエレ先輩は気配りができる人間だ。安全かどうかも確かめもせず、妹同然の存在であるヴェスリーに近道を教えるはずがない。
……いや、それとも、危険だとわかっていて故意に教えたのだろうか。
「そして、私は思い出したのです。
我が家の乗っ取りを貴方が主導していると聞いたのも、セエレお兄様からでした。
それが間違った情報であったと確認し、私は自分の目で貴方を見ていなかったと後悔したのです。
同時に、私は、お兄様が何を考えていらっしゃるのかわからなくなってしまいました。
……私は、お兄様が怖い」
「……」
俺は、この件を預からせてくれ、とヴェスリーに申し出た。
セエレ先輩が何を考え、なぜ嘘をついたのか。確かめなければならなかった。




