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異世界でも現実は厳しい  作者: 懐中電灯
ハイラール編
23/79

おまけ

※話の本筋にはあんまり関係ありません。



============




・ブールパン

 小麦粉、イースト、塩、水だけで作られるパン。

 食感よりも日持ちを重視し、堅く焼きしめられた作りをしている。

 厚みのある黒茶色のパイ生地のような外見をしている。

 食感はいくら噛んでも噛み切れないフランスパン。

 価格はドミヌス銅貨一枚で四~五つ。




・クロイスパン

 生地にバタークリームを練りこみ、生地の層が何層にも重なるようにして焼き上げられるパン。

 外はサクサク、中はもっちりフワフワな食感が楽しめる。

 要するにクロワッサン。

 価格はドミヌス銅貨二枚で一つ。

 ブールパンに比べて高価なパンであり、貴族や金持ちの食卓によく並ぶ。

 しかし、父アガレスは若い頃食べ過ぎて嫌いになり、

 母フェニキアは太るという理由で敬遠していた。

 結果、ハイラール伯爵家の食卓に上ることは稀であった。




・精進料理に出されるスープ(四人前)

 材料

 キャベツ……四枚(200グラム)

 じゃがいも……小二個

 人参……小一本

 玉ねぎ……一個

 ピーマン……二個

 水……800ml

 塩……適量


 作り方

(1)

 キャベツは葉と芯に分け、それぞれ葉はひと口大に、芯はみじん切りにする。

 じゃがいもはひと口大、人参はイチョウ切り(南岸地域なら短冊切り)にする。

 玉ねぎとピーマンはみじん切り(食感を楽しみたいなら薄切りでも可)にする。

(2)

 鍋に(1)で準備した野菜を入れ、くたくたになるまで煮る。

 灰汁が出てきたらその都度取り除く。

(3)

 野菜が充分に煮えたら、塩を適量入れて完成。


 味:素材の風味を活かし、余計なものを一切省いたシンプルな味




============




・爵位

01 専制公(ディスポート)

 爵位体系の頂点に位置する。

 定員二名。一つは皇帝が兼ね、一つは帝位継承者が帯びる。


02 (レイ)

 ドミナ教圏に七つの王位が存在する。

 うち、四つは帝国が保持するところにあり、帝室の分家の当主に与えられている。

 時代によっては、皇帝が兼ねることもあった。


03 公爵(デュカ)

 人臣が望み得る最上位の位階。

 また、帝位継承者を除く内廷皇族や王の嫡男(王世子)に与えられる。

 帝国外においては、王家に近しい人物に与えられる。


04 伯爵(エル)

 伯爵以上を高位貴族と呼ぶ。

 皇帝の直臣と、王や公爵一門に属する貴族とに分かれる。

 公爵の嫡男にも与えられるが、この場合は儀礼称号であり、実際の領地は伴わない。

 大臣級の要職に就くと叙され、皇帝の直臣となる。

 そのため、今現在、立身出世を目指す平民の到達点とも言える。

 帝国外においては、有力領主に与えられる。


05 男爵(バロ)

 下級領主の称号。二~三ヶ村程度の領地が与えられる。

 皇帝の直臣と、上位貴族に属する者とに分かれる。

 伯爵の継承者が成年に達した場合も与えられるが、この場合は儀礼称号である。

 政府の局長級官職や、軍の上級将軍まで昇進すると叙され、皇帝の直臣となる。

 帝国外においても、下級領主の称号として定着している。


06 騎士(エクアス)

 下級貴族の称号。収入として、一年にドミヌス金貨百枚が与えられる。

 その額は、裕福な庶民の域を出ない。

 皇帝の直臣と、上位貴族に属する者とに分かれる。

 政府の中堅官職や、軍の上級将校まで昇進すると叙され、皇帝の直臣となる。

 一代限りの称号で、世襲は認められていない。ゆえに、貴族のくくりからはずされる場合もある。

 あくまで当人の功績に対する年金としての意味合いが強い。

 帝国外においても、土地の名士といった程度の扱いをされている。

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