第二話 悔しさともやもや
それから何も進展のない日が続き、自分でもどうなのかわからなかった。
この前のは失敗だったのか・・・と心の奥で。
8月半ば、部活や勉強のことで頭がいっぱいだった日々を送り、
これまでの進展と言えばメールアドレスをゲットしただけだった。
でも、まだ自分は悔いが残っていたのだった。
そしてついに決断した。
メールを送って本当に相手に気持ちを伝えようと思った。
メールもすごく簡単なものだった。
たった三行ほどの文書。
「本当にこの前はごめん。
ちゃんとした言葉伝えれなくて。
でも君を思う気持ちは変わらないから。」
っと。
うれしくて泣いたのかもしれないが、
今までメールをすると5分以内に帰ってきたが、
今回はそうもいかず、5分、10分、1時間。
時間がたっていき思うのは悔しい気持ちともやもたっとした気持ちだった。
メールが来たのが送ってから一晩あけた翌朝だった。
メールにはこう書いてあった。
「本当にありがとう。
メール本当にうれしかったです。
私もあなたが好きです。」
本当に簡単だった。
でもすごくうれしかったのだろうか、
脳内にあった悔しい気持ちともやもやした気持ちが、
まるで糸がほどけたみたいに、すべてなくなっていたのだろうと。
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