第19章 探偵稼業が機動に乗って
つくば市の蛭子康政と佐藤美樹のダブル不倫はそうそうに片付いた。双方とも離婚になった。約2週間で肩がついた。その間に羽生と石井のクラウンが納車された。草刈所長のクラウンと咲月の黄色のBRZも納車されていた。エンジェル自動車カスタムカー専門店の社長のありさの乗っていた車を買った。咲月が毎日、来られないので新しい事務員を採用した。本田晶という、45歳の女性であった。月曜日から金曜日の週5日出勤で土日は咲月が変わって入る体制が整った。ネット広告を見たと依頼者が後を絶たない状態であり羽生と石井は毎日が忙しかった。二人が不倫調査でつくば市の二ノ宮で張り込みをしていた。春先の午後突然の豪雨と雷に襲われた。春雷である。二人はターゲットのアパートに張り込みをしていて傘をさして、大きな木の下に居た。すると碧い稲妻とともに轟音とともに眩しいばかりの碧い稲妻が目の前を走り二人の木に雷が落ちた。二人はその場に倒れた。傘にうたれた。それを見ていた近所の人が救急車を呼んでくれた。約1.0分で救急車は到着した。救急隊員が二人をストレッチャーに乗せて病院へと搬送をしていた途中にまた、不思議な現象に襲われた。石井と羽生は命には問題無かったが軽度の火傷で済んで気を失っていただけだった。「石井さん。羽生さん。お久しぶりです。黒見と長嶋です。また、お会いしました。今度は現実の世界にお返しいたします。」黒見が石井の顔を覗き込んだ。すると救急車ねサイレンの音が変わった。パープーパープーと石井は頭の中もバカになったと思った?「あの時と同じだ。」ハブラシが叫んだ。石井もその声に我に返った。「まったく、同じですね。」石井は羽生の顔を見た。しかし、着いた先は今回、病院だった。二人は医師に応急処置と頭の検査をしてふつうに終わった。二人は塊茎をして病院を後にした。タクシーで短縮事務所へ戻ると新しい事務員本田晶が「本日よりお世話になります。本田晶と申します。お三人様を現実の世界へ戻す案内人です。」本田が三人の顔を見て微笑んだ。「これから、私がこれより現実の世界へお戻りになる手助けをいたします。」本田は笑顔で三人を見た。「私の車で行きましょう!」本田が言うとカバンを手にした。「どうぞ。」本田が三人の顔を見て優しく微笑んだ。裏の従業員駐車場へ向かうと黒の200系クラウンアスリートに四人は乗った。しばらく走るとつくば警察署に着いた。羽生と石井は頭に包帯をしていた。四人は正面玄関から警察署に入ると職員が笑顔で出迎えてくれた。「退院おめでとうございます。」と四人は声をかけられた。草刈と羽生と石井にはさっぱり訳がわからなかった。「草刈さん。羽生さん、石井さん。あなた方の居るべき場所へ帰って来ました。元居た場所へお戻り下さい。」本田晶が三人の目をじっと見つめた。三人は組織犯罪対策課の部屋に入ると「署長、警部、警部補、退院おめでとうございます。」組織犯罪対策課の面々から歓迎を受けた。「長らく留守にした申し訳ない。この通り元気だ!これからもよろしくお願いします。入院中は御見舞いありがとう。」羽生警部は皆の目を見て優しく微笑んだ。「忠次、奈央、署長室へ行くぞ!」草刈が言うと四人はエレベーターで署長室へ向かった。四人は署長室の応接室に入り本田晶から説明を受けた。「あなた達はコンフュージョンの世界から現実の世界へ戻って来ました。羽生警部と石井警部補は殺人なんて起こしてません。あの事件も起こっていません。警察も辞めていません。探偵事業所もやっていません。スペーサーがコンフュージョンの世界の物語です。麻薬常習犯の倉持菜由も新ではおりません。現実の世界では生きています。コンフュージョンの世界で会った人物は向こうは全然覚えていません。あの碧い稲妻から始まり碧い稲妻で終わりました。これからは現実の世界で生きて下さい。今まで通り刑事の仕事を全うして下さい。車を買いましたね。あれは現実の世界へと引き継がれます。早速取りに行きましょう!ただ、エンジェル自動車カスタムカー専門店の従業員や喫茶店のマスターはあなた達をまったく覚えて居ません。馴れ馴れしく話をしないでください。よろしくお願いします。では車を取りに行きましょう!」本田晶は三人の顔を見て微笑んだ。三人は本田晶の車に乗ってエンジェル自動車カスタムカー専門店へと向かった。エンジェル自動車カスタムカー専門店に着くと三人は裏の駐車場へ向かった。探偵事業所があった場所は貸しテナントの看板が出ていた。三人はショールームへは顔を出さず車に乗り込んた。羽生も石井も頭には包帯をまいていた。コンフュージョンの世界では三人の暮らしは続いた。探偵事務所は盛況で社員が三人増えた。羽生と石井は15年後に死刑になり死んで行く。




