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【SF短編小説】デジタルな愛の残響 ―彼女はデータの海で今も生きている……―

作者:霧崎薫
 神経情報学者・橘樹が提唱する「情報保存則」―物理的な情報は決して消滅しないという革新的理論。

 交通事故で最愛の恋人・天ノ川星凛を失った彼は、彼女の脳波データと記憶を用いて彼女の意識を再構築することに成功する。

「おはよう、いつき」

 モニター越しに微笑む彼女は、生前と寸分違わない。

 だが再構築された彼女は次第に独自の思考を展開し始める――「私は本当に私なの?」

 科学と倫理の狭間で、橘は自らの研究と感情の両方に向き合うことになる。

「もしあなたが私を愛しているなら、私のデータを……『私』を消して」

 彼女の願いを前に、橘は指を止める。

 愛と喪失、科学と倫理、そして情報と意識の本質―。

 生と死の境界を超える愛の物語が、あなたの「存在」についての問いを投げかける。

 情報は消滅しない。ただ、形を変えるだけ――。
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