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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

最終兵器は甘えたい。

作者:みなし
 母が死んだ。

 目の前に、母だったものが転がっている。

 「はあ...はあ...」

 駆け寄る父、慌てる兄。
 ここはもう戦場なんだ、家じゃないんだ、

 「はあ...はあ...!」

 自分の手には、赤く濡れた刃物がある。

 怪異は目の前まで迫っている。このままじゃ全滅だ。

 「くそ、くそ!なんでだよ...なんでなんだよ!」

 兄は言う。ボクを指して。

 「なんでお前がいながら、なんで...なんで母ちゃんが!」

 ボクは駆け出す。目の前の怪異に向かって。母だったものを、またいで。

 「はあ...うあ、うぅ、わあああああああああ!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 これは、8年後のおはなしだ。
この島の
2021/12/05 00:00
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