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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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不死魔物城2

野営の間に襲ってきた魔物も、街中で遭遇したのと同じスケルトンやゾンビ程度であったので、見張り当番のみで対応ができており、それぞれしっかりと休息をとることができた。朝食も摂った後は、城の探索に取り掛かる。


「どうせ謁見の間なんだろう?ダンジョンだけでなく本物のいくつもの城を経験したサラなら、だいたい想像がつくんじゃ無いのか?」

「そうね、経験が無くても想像つきそうな、あの中心の大きな建物の上の方なんだろうね。余程の変わり者でなければ」

「そうだよな。まぁ正面から真っ直ぐ向かうか。ちょっとぐらいは手分けしても、少人数にならないように全部で5班ぐらいに抑えて行こう」


開かれていた城門から中に入ると、そこからはスケルトンやゾンビなどは見当たらず、ゴーストやレイスしか居ないようである。少人数になってしまい不覚を取ることは避けなければならないので、召喚魔法や回復魔法ができる者達を分散配置して城の探索を行う。

サラ達の本命チームは真っ直ぐ謁見の間を目指す。


「これ、全部の部屋を開けてまわったら何日かかるんだろうな」

「本当ね。どこの王様も自分のお城の全部屋を見たことは無いでしょうね」

「とりあえず廊下を真っ直ぐ進むしか無いよな」

遠目に見えた大きな建物に向かう廊下を突き進むサラ達。本物の王城に行く時は大抵サラとハリーとティアーヌぐらいであったので、トリストフたち他のメンバは城自体にも慣れていないのであちこちをキョロキョロ見ている。

「本物はこんな埃まみれの、全体的に灰色ではなく、もっとカラフルだよ。今度一緒に行こうか」

「絶対にご遠慮しますのでお誘いくださいませぬよう・・・」

いつもは使いもしないほど丁寧な口調で皆から断られてしまう。


そのような会話をしながらではあるが、ゴーストやレイスを淡々と片づけて奥に進んでいると、絨毯の敷かれた廊下になり、大きな扉の前にたどり着く。


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