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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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不死魔物包囲網

3つの街への襲撃も相変わらずスケルトンとゾンビだけであったので城壁が防衛してくれており、夜が明けると森の中に引いて行くのは変わらずであった。


また、広大な森の何処かから発生しているアンデッド達であり、包囲網と言いつついくらでも隙間はあるのだが、知恵がなく広がって行くだけの魔物であるならば検知可能な程度の包囲はしてある。

そして想定通り、先に避難させた2つの村に配置した帝国軍がアンデッドの夜襲を受けることになった。

「お前達、帝国軍の強さを見せる時だぞ!他国の貴族、冒険者に頼るなんて恥ずかしい真似を続けるのか!?」

所詮はスケルトンやゾンビであり、まともな装備と訓練を受けた帝国軍が負ける訳はなく、無事に一晩耐えることはできた。しかし、獣相手を想定した堀や塀ではほぼ防御力が無く、いつまでも終わりが見えない襲撃が四方八方からというのは将兵の精神をすり減らしたようである。そこで近くの街で、城壁の上から攻撃をしていただけの隊と交代をさせて疲労の蓄積を回避することになった。


西部のドラセム領軍の陣地には少数のアンデッドしか押し寄せて来なかったのだが、ドラゴンやワイバーン部隊が狙った、森の中での少し小高い木の生えていない丘や川原などでは際限なくアンデッドが集まって来た。ドラゴンのドンにしてみるとオーク達ならば食事の対象にもなるのだが、スケルトンやゾンビではその楽しみもなく不満が溜まったようである。

そして、気になる報告があった。

「しばらくは人型のスケルトンとゾンビでしたが、途中からは大型の猿や虎などの獣型の骨や腐肉が相手になってきました。また、人型でももしかすると人間ではなくオークやゴブリンかと思われる、普通の人間より大型や小型のものも混ざっていたようです」


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