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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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結婚披露パーティー3

第3王子ロドルセルの正体発覚の後、しばらく固まっていたサラ達のところに、リリー達が助けに来てくれる。

「サラ、ハリー、家族を連れてきたわよ。いつまでも変な空気になっていないで」

「サラちゃん、これからもハリーをお願いね。お調子者で仕方ない子だけど」

ハリーとリリーの両親、そして両親の宿を継ぐことになっている兄が祝いに駆けつけてくれている。エミリーの≪転移≫である。


一方、ティアーヌたちの≪転移≫で連れてこられたサラの父、兄達は以前にもドラセム家のパーティーを経験していたため、何とか主役席の前でもそれなりの言葉をかけることができた。

「ハリーくん、変わり者のサラをこれからもよろしくお願いするね」

「俺たちに襲爵の話が来ないように、早く子供を頼むな」

ただ、サラの兄嫁達は覚悟をしていたものの、来賓の偉さや今までに見たことのないパーティーの豪華さ等に圧倒されて、主役席の前でも頭を下げるだけになってしまった。


その後は寄子貴族5人、家臣団、親しくしているミケラルド商会などの挨拶になっていく。

孤児院の子供達が

「サラ様、ハリー様、ご結婚おめでとうございます。遠くに行っても時々は来てくださいね」

と挨拶に来た際には会場全体がほんわかとした空気に包まれることになった。



ローデットがパーティー閉会の言葉でしめて解散となった後は、サラとハリーは揃って王都の本宅に≪転移≫してサラの部屋に向かう。今までは同じ屋敷で寝泊まりしても同室ではなかったので、パーティーの合間に用意されたと思われる二人用のベッドに何となく照れ臭い。

「これからもよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いするね」

パーティーの騒動は代官地の別宅がメインであり、本宅においては夜は静かにふけていく。


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