領地運営方針
家宰ローデットが考えていたドラセム家の領地運営の案を、主要な家臣団に披露される。
まず領地持ち貴族になったので、サラ・ド・ドラセムと名乗るようにお願いします。
ターフルダ侯爵領の名前もドラセム侯爵領と改めて、領民にはドラセム家への忠誠心を育みます。領都の名前もドラセインかドラセールに変更します。他の街や村はそのままでも結構です。
その他は基本的には副都と呼ばれるようになった代官地の運営にも通じることになります。
まず領民の住民台帳完成は一つの目標です。代官地は新規に開拓した閉鎖空間でしたので出入りも管理できていましたが、今度は広大な領地で元々からの住民が数多くいる上に、他領との出入りも自由です。基本的には領都、街、村の順に台帳整備を考えていきますが、完成には時間がかかる覚悟が必要です。
子供が生まれたら祝い金、死亡時には見舞金などの制度を併用することで台帳管理を徹底していきましょう。新たに増える業務用の人員採用も重要です。
続いて、領民に慕われる領主として直ぐに理解して貰いやすいのは土木工事です。
道路整備、河川の護岸、水利問題の解決などです。井戸掘りも必要でしょう。村々になるほど魔物への被害対策として、堀や壁の作成が感謝されるでしょう。
代官地だけでなく、戦地などで十分に経験を積んできた得意分野だと思っております。
ただ、これらに先立って必要になるのは詳細な地図の制作です。おそらく前領主時代からそれなりの精度のものは制作されていたと思われますが、サラ様のお力を使えばもっと精度の高いものが作れるはずです。
転移の際には高精度な座標情報をもとにされていると伺いました。また空を飛べるメンバが大勢いますので、それらの情報も活用できると思われます。




