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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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婚約生活

婚約したわけであるがサラとハリーの関係が特に何か進むわけでもなく、2人でデートするわけでもない日々が過ぎていく。

というより、ローデットやリリーたちによる結婚準備に追われて余裕がないとも言える。


結婚パーティーは代官地の邸宅で行うとして、招待するのはどなたで、用意する料理や手土産はどうする、ドレスやジュエリーはどうする、どんな演出をすればよいか、ドラゴンを飛ばすか派手な魔法を多発するか等々。

貴族になってからのサラの誕生日パーティーでも似たことはあったのだが、皆の気合が違う。



サラは元々自身でしかできない魔法回復薬やスクロールの作成、王国魔術師団への魔法指導などがあった上で、リリーたちに衣装選びなどに連れ出されるのでますます忙しくなっている。

対して、従士団員が増えていくほど新人指導や従魔のお世話などはハリーがしなくて良くなっていくのもあり、逆に従士長はドンと構えておくようにと言われる始末である。ただ、夜になると酒の肴にされるために男連中に飲みに連れまわされているようである。


まわりも2人の中途半端な関係がハッキリしたので、変なからかいや気をもむこともなくなる。また、2人に遠慮して男女交際に踏み切れなかった者たちや、公表をしていなかった者たちが堂々と行動に移すようになったので、ドラセム家全体が春のような暖かい空気感に包まれている感じになっていた。



ある夜、それに水を差す出来事が発生する。

龍の爪先村からの転移先にしていた王都の本宅の部屋からドンドンドンという大きな音と開けるよう催促する大声が聞こえてきたのである。


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