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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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帝国急報

新年イベント、王国内各地への“転移祭り”が終わり一息ついたところで、水精霊シルビーから急報を受け取る。


ドラセム家が家屋など拠点を所有している各地には、各精霊や知識・魔法の女神ミネルバとその眷属マルカルロの祠を設置している。中でも水精霊シルビーの祠には、サラの本宅への連絡事項などがあれば伝言をして貰えることになっている。

レーベルク帝国の帝都タウバッハの祠からの伝言で、帝城から急ぎの話があるとの連絡があった。


慌てて帝都に≪転移≫して登城すると、会議室には皇帝と宰相が揃っていた。

「先日の、帝国男爵によるそちら王国貴族との内通騒ぎは上手く調整していただき感謝します。実はその関係とも思えるのだが、皇弟派、彼らは主に帝国でも西部に領地があるのですが、その一部の貴族が悪さを企んでいるとの話がありまして」

「率直に言うと、ドラセム卿の父兄を人質にしようとしているとの噂である」

「え?」

「そうだ、そこまで非道な手段を。皇弟派にとってドラセム卿の力は身に染みているため、弱点を調査し、帝国との国境のすぐ先に父兄が暮らしている情報を入手したようなのだ」


情報提供に感謝した後は直ぐに父レオン、長兄ダン、次兄ジンの暮らす龍の爪先村へ慌てて≪転移≫するも、特に問題は発生していないようでいつものゆったりした空気感である。

父たちは狩りに出かけているだけのようであり、村長に確認しても特に問題はないとのことなので、いったんお土産を買いに王都に戻った後、夕方に再訪問する。


自身を理由として、帝国からこの龍の爪先村、父や兄たちが狙われていることを村長や父兄に伝える。

「だから、誘うのは何度目かもしれないけど、引っ越ししてこない?王都やその近くに。何なら村の人たちごとでも」

「いや、ここの暮らしが良い。それにお前の母ローラとの思い出や墓もここにあるからな」


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