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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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新年パーティー3

「実はこの度結婚しようと思いまして」

「あら良いじゃない。おめでとう!」

「「おめでとうございます!」」

「で、お相手はどんな方?」

通常、貴族の結婚は関係性構築のために寄親が紹介、調整することも多いのでサラに断りを入れた程度と勝手に思い込んで、普通に質問したつもりであった。


「それが・・・」

「どうしたの?言いにくい相手?なら後でこっそりでも良いわよ」

「いえ、実は今回の騒動の発端になりました従士、アナトリアでして」

「「ええー」」

周りも驚く。ノイハイム伯爵から送り込まれた元悪魔教団員の美人な従士であったからである。


実は、と話を続けるリスチアン。

今回の騒動の後、アナトリアはノイハイム伯爵から暇を貰って、完全にリスチアンの従士という扱いになったことを正直に話してくれたとのこと。もともと美人で惹かれていたのもあるが、最近の誠実な対応にも非常に好感が持て、結婚を申し込んだらしい。一方、彼女の方からも貴族によくある横暴な振る舞いもない誠実なリスチアンは、悪魔教団や武闘派を見ていた彼女からすると非常に好ましい相手であったらしく、すぐに了承されたと。

リスチアンの忠実な従士になるようアナトリアに≪魅了≫≪支配≫で命じていたことが思い出されはするが、特に関係ないであろうと頭から消し去る。

ちなみに、昨日のノイハイム伯爵からの「よしなに」の意味がようやく理解できた。


「あんな美人と結婚とは羨ましいね」

とハリーが発言してしまい、リリーやローデットたちに拉致される。

「自分はどうするのよ。はっきりしなさいよ。順番を待っているのだから」

「え?まさか?」

リリー、ローデットたちは、意外と相手を見つけていたらしい。かなりショックを受けるハリーであった。


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