表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

887/1027

大悪魔3

無理やり大悪魔を平原に移動させた瞬間を狙ってドラゴンのドンやワイバーンのワンからのブレス、それに合わせて火精霊ヨルバに神級火魔法≪溶岩≫を使用させる。周りの味方にまで被害を及ぼすフレンドリーファイアを回避できるタイミングでしか使用できない大技であったが、それなりにダメージを与えることができた気配である。


しかしその後も≪結界≫に対しての≪魔法消滅≫を互いに繰り返しながら合間合間での攻撃魔法、ブレス、≪死霊≫により湧いてくるレイスに対して≪浄化≫を含めた魔法攻撃などいつまで続くかと思われるやり取りがあった後、大悪魔の姿が薄くなったことに気づくサラ。

『ねぇストラデル、もしかしてチャンス?』

『確かに。しかし油断するなよ、侮れる相手ではないからな』


次の≪結界≫≪魔法消滅≫の隙に、王級風魔法≪爆雷≫を同時多発して明らかにダメージを与えられたタイミングで神級悪魔魔法≪支配≫を発動する。

「ふん、我にそのような魔法は効かぬ!だがこのままでは我のこの世界との繋がりとも消えてしまうのも確かのようであるな」

「負けを認めるのね。では力が消えてしまう前に魔界に帰るのは見逃してあげるわよ」

「せっかくのこの世界との繋がり、無くしてしまうのは惜しい。我と契約を結ばないか?力ある魔女よ」

「この魔女は俺のものだ!」

「ストラデル、一番はあなたよ。でも契約しても良いわよ、ここで引き上げてくれるのならば」

「我の名はファリクスである」

いつものように魔導書が与えられ、さっそく≪契約≫を結ぶが使用する魔力はかなり多かった。気軽に≪召喚≫することは出来そうにないと思ってしまう。

「では、また呼ぶがよい」

大悪魔ファリクスはそのまま消えていき、魔界に帰ったようである。


従士団員たちからも歓声があがり、駆け寄ってくる。

「流石はサラ様!」

「皆もありがとう、よく頑張ってくれたね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ