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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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ターフルダ侯爵領洞窟2

元の通路で待機していたメンバに合流し、簡単に状況を共有した後は、洞窟の奥に進む。いくつかの小部屋があるが、いずれも人は居ない倉庫などであり時間をかけずにそのまま進むと、祭壇のある広間になる。

当然のように待ち構えていた黒ローブが6人。先ほどの洞窟入口の4人より上級の魔法使いと覚悟して最初から悪魔や精霊など多くを≪召喚≫して≪結界≫も多用することで、一気に片付けようとしたところ、1人が祭壇横の通路から奥に逃げてしまう。

「くそ、俺って活躍していないよな・・・」

とハリーが呟き、その通路めがけて走っていくが、

「ちょ、ちょっと待て!」

という声が聞こえてくる。


サラ達が追いつくと、先ほどの広間よりもかなり大きく、奥の方では天井が空いて夜空が見える空間であり、手前の床の真ん中に大きな魔法陣が書かれている広間であった。奥には猿ぐつわをされた人たちが何人も寝かされているようである。

ハリーが声を上げたのは、黒ローブが猿ぐつわをされた女性1人を魔法陣の上まで引き出して首元に短剣を当てていたからである。

「この女の命が惜しければ武器を下ろせ」

「分かった、待て」

とハリーは炎を上げていた魔剣を床に置くと炎もおさまる。そのタイミングでサラ達が追いついた感じである。ハリーに向けて放たれた≪火槍≫を、ギリギリ≪結界≫で守ることができた。


「くそ、せっかく新たな拠点まで入手できたのに!」

とサラ達を見て喚いているが、その隙をついてハリーが上級体術≪縮地≫で飛び出し、女性を救い出す。そのはずみで倒れた黒ローブが自身の短剣で自分を傷つけてしまう。

「こうなっては!」

黒ローブはそのまま自身の腹部に短剣を突き刺し呪文を詠唱する。

サラには悪魔魔法の≪召喚≫に似た内容であるとは理解したが、妙に冗長に感じると思っていたところで、3mほどの身長の悪魔が魔法陣の真ん中に浮かんで現れる。


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