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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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ターフルダ侯爵寄子始末2

「ご紹介します。順に、イジドール子爵、セルジル男爵、クシミール準男爵です」

ターフルダ侯爵が3人を紹介したとたん、目付が自分の部隊を部屋の入り口全てに展開をした後、宣言する。

「イジドール子爵、セルジル男爵、クシミール準男爵。いずれもレーベルク帝国に内通しコルマノン王国へ背任した罪により捕縛する!」

「な!証拠は!?」

とイジドール子爵が言うのとは反対にクシミール準男爵は目付部隊を振り切って部屋の入り口から飛び出そうとしたところを取り押さえられる。

「ターフルダ侯爵、これはどういうことですか!?」

次々と後ろ手に縛られていく中でセルジル男爵が叫ぶが、ターフルダ侯爵は厳しい顔をするだけで答えない。


王都の2男爵の時と同様に早々に3貴族の屋敷を抑えに行く必要があるため、部屋に呼ばれていた奴隷商人に順に犯罪奴隷の処置がされていく。奴隷の主は目付である。

「正直に答えることを命ずる。帝国に内通し王国を裏切ったか答えるのだ」

3人いずれからも肯定する返事が返る。

「では次に命ずる。その他の王国を裏切っている仲間を答えるのだ。王都のハーフルダ男爵、イトリーザ男爵以外で」

貴族でない何人かの隊長の名前などが告げられていくが、貴族で、と追加命令をした際に3人ともがターフルダ侯爵を見る。

「犯罪奴隷の自白が証拠にならないことは皆様もご認識の通りですよね。しかも私は上級貴族、このような手段で捕縛される覚えはない!」

「奴隷に噓をつかせるような余計な命令をしていないことはこの場の誰もが認識していますぞ!」

ノイハイム伯爵が言い返すが無視される。

「ターフルダ侯爵のおっしゃる通りです。領都をお騒がせすることになりますが、こちらの3貴族の館の調査をさせて頂きますので、衛兵による支援も含めてご了承ください」

ターフルダ侯爵が頷くと、奴隷にした3貴族を含めて目付たちが退室していくので、サラもそれに混ざって部屋を出ていく。


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