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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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寄子従士3

隣の部屋で様子を伺っていたサラ達のところへ、リスチアンは駆け込み謝罪する。

「誠に申し訳ございませんでした。やはり漏らしていたようです・・・」

何か大きな犯罪になるというほどではないが、雇用する最初に≪契約≫魔法ではないにしても、知りえた機密を他に漏らしてはならないと取り交わしていたのに、という。


「彼女をいったん預からせて」

とリスチアンにいい、抵抗する女従士をハリーと共にさらに別の部屋に連れて行く。

『魂を貰えるのか?』

悪魔ストラデルが余計なことを言うが相手にせず、上級悪魔魔法≪魅了≫でまず大人しくさせる。その上で神級≪支配≫を試す。やはり人間相手ではすぐに効かないが数回試すと上手く行ったようである。


いくつかの質問をした後は、今のことは忘れるように言い、今後はリスチアンの忠実な従士になるようにと指示する。効果期間がどれほどあるか分からないが、犯罪奴隷にするほどでもないのと、先ほどの≪簡易契約≫の効果も期待してこの程度にしておく。


ハリーと共に女従士を連れて、寄子貴族5人のところに戻る。

「彼女を休ませてあげて」

とリスチアンに預けて控室に連れて行かせ、戻ってきたところで5人に確認結果を共有する。

「残念ながら、やはり諜報員だったみたいね」

「やはり・・・誠に申し訳ありません」

椅子から降りて謝ろうとするリスチアンを止めて話を続ける。

「まだ彼女から外に漏れていないみたいだったから気にしないで良いわ。まだそれほど重要な部分では無いと彼女も思ったみたいで、もう少しまとまってから報告しようとしていたみたい」

「はぁ・・・良かったな、リスチアン」

「それよりも、いったい誰が?」

「このコルマノン王国のとある貴族だったわ。でもその貴族単独とは限らないから、これから確認していかないとね」

リスチアンの申し出に対して他の4人も賛同して、本件について他に盛らさない旨を≪簡易契約≫することになった。


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