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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

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海賊拠点襲撃

巨大な島の港に、大小何隻もの軍船が停泊しているのを囲むように存在している山地。港以外の海岸線は切り立った崖であり後方警備はされていない隠れ拠点であったので、サラは港の後方の山地側に皆を転移させた。


海軍の将兵を送り込んだ後は、従士団の魔法使い達を可能な限り連れて来て、怪我をした場合の回復拠点を確立する。

海軍たちが港に攻め込んだ後は、いったん時間ができたのでハリーやドラゴン、ワイバーンたちを連れてくる。

「港から船が出向して逃げるのを防がないとね」

「海上封鎖だな。まかせておけ」

「怒られちゃうから、船を燃やしてしまわないように警告だけでお願いね」

回復よりも攻撃魔法が得意なメンバは同じく海上封鎖側に移動して≪炎壁≫などで封鎖に協力する。


これらの段取りを整えた後は、ドラセム家のメンバは戦闘そのものには介入いないため手持ち無沙汰に遠巻きに見守るだけである。

「時間がかかるわね」

「サラ様たちのように魔法使いが多く無い場合にはこんなものですよ。今回は港の建物や船が戦場なので弓矢も使いにくいですし、近接戦闘が主体ですから」

海軍たちとの繋ぎの意味も含めて一緒に来ていたタカマーノが説明してくれる。


大怪我をして戻って来る攻め側の将兵、怪我をして捕獲され連れて来られた守り側の将兵それぞれに回復をしながら、戦闘終結を待つが、急襲であったことや守勢が油断していたこともあり夜になる前には大勢が決した。

「サラ様のお陰で何とか片が付きましたね。ありがとうございました」

「そうね、後回しになっていた程度の怪我人たちもどんどん連れて来てね。終われば、捕虜も含めて王都ゴルガに送り届けるから」

「この規模の移動に対して、何週間もの移動時間やそのための糧秣が不要というのは、戦争の概念が変えられてしまいますね・・・」


海軍としての拠点維持、万が一の海賊の残りが戻って来た時の対応のための人員以外を連れて翌朝には王都ゴルガに引き上げてしまう。


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