表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

832/1027

モンブール海賊疑惑3

モンブール付近に海賊出現の噂を聞いたとして、サラはモンブールの代官の館に訪問している。宰相からの書状があることから、特に問題は無く面会できる運びになった。


「ドラセム侯爵、大変お待たせしました」

「いえ、お忙しいところ申し訳ありません。宰相からの書状にあると思いますが、モンブール付近の海賊騒動の調査指示を受けてまいりました」

「王都に我々の使者が到達するにはまだ時間がかかると思っていましたが、流石ドラセム卿、というところでしょうか」

「はぁ、まぁ。それよりも海賊についての情報をお教えください」

宰相からも調査指示とサラへの協力指示が書状に書いてあったようで、代官が入手している情報を共有される。


やはりモンブール付近で何隻かが海賊の被害にあっているらしい。ただ、モンブールの海軍の哨戒範囲に無い、少し南東側、アルテーラ王国からは離れたところで襲撃を受けているらしく、詳しい情報は無いとのこと。ただ、命からがら逃げて陸にたどり着いた者からの報告では、この辺りでは珍しいガレー船も含まれた船団の海賊であったとのこと。

ますますガーライト王国の私掠船が大陸を渡って来て海賊行為をしている可能性がありそうである。


サラはいったんこの情報を宰相に報告するために、王都ワーズに戻る。

「海賊行為をするには、寄港する場所が必要となる。食料や水の補給など、商船から奪うだけでなく船の整備なども必要であるからな。ガレー船が含まれるということは目立つはず。モンブールからラブリニーの間でそのようなところは、商船の補給地にも使用している港町程度しか無いと思っていたのだが」

「ラブリニーのように遠い場所ではなく、まずはモンブールから少し東までの海岸線を調査しますか」

「そうだな、空を飛べるそなた達ならば速いか。頼まれてくれるか」


モンブール近くで≪転移≫のための座標を確保すると、ドラゴンのドンを連れて行き、モンブールから南東に向かい、海上の方から陸地を見ながら進むことにした。素人のサラが見てもガレー船ほど大きな船を係留するには無理であろう砂浜、岩場や巨大な崖などがほとんどであり、なかなかそれっぽい物は見つからない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ