表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

829/1027

スクロール改良3

家政婦から洗濯ばさみの案を何気なく提案されたので目から鱗が落ちる。

夕食も早々に切り上げて、少し大きめの洗濯ばさみを使って試作品を作るとかなりいい感じである。

魔石自体が滑りやすい形状であるため、間に布を挟むような工夫も行うとなおさら成功である。


かなり最終品に近い物が出来上がり、隣人のカーラのお店に持ち込み最終チェックをしている。

「サラ、いい感じじゃない。良いよ、これ」

「上手く行けば製造は外注して数を増やしたいと思っています」

「良いんじゃない?製造の秘密を守れる職人を紹介するわよ。これでスクロールの販売数も爆発的に伸びるのが期待できるわね」


楽しく盛り上がっているところに

「店主は居るか?入るぞ」

と記憶にある声がしてくる。もちろんサラと話し込むつもりで準備中の札を出しているのに、である。

「ロン様、来客中です」

「なんだ、サラではないか。では良いだろう?」

ずかずかと中まで入って来ながらそういうロン。

「お、また面白いものを作っているのか?ん?なるほど。魔石の魔力を使ってスクロールの魔法を発動させるのか。うーむ、良いな。完成したら俺にも販売して貰おうか」

「ロン様、勝手に入って来て、機密情報を見ないでください」

「そういうな、俺たちの仲ではないか」

「どういう仲のつもりもありませんが」

「龍牙兵の再現に協力しただろう?」

「あぁ」

「それよりサラ、龍牙兵の後の活躍、神級の回復薬や、神級の回復魔法の話を聞いたぞ」

「いったいどこからですか・・・」

カーラとサラも呆れながら、ロンからの龍牙兵10体の追加発注の話を聞く。牙だけでなく歯でも、強さは減るものの再現した話をすると、牙は2体で残りは歯で良いという。また、スクロールの魔石発動のための道具も完成すれば、まずは10個発注するという。

仕方ないので追加でドラゴン狩りを行い、龍牙兵や神級回復薬の製作をしておく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ