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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

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不審客

成功した王級スクロールを持って隣宅カーラの魔道具店に入ると、そこに居たのはロンと名乗っていた怪しい客であった。カーラの店で出会った以外に、サラの誕生日にも参加していた不審人物である。


「あらサラ、いらっしゃい。え?成功したの?」

「なんだ、水属性魔法のスクロールか。ん?この複雑さは?しかもこの単語は範囲指定?なんだと、王級魔法のスクロールか!」

「勝手に取らないでください」

と怒りつつも、相変わらず魔法に関する知識と勘の良さには驚かされる。


「だいたいあなたはどなたなんですか?」

「先日カーラも紹介したようにロンという者だが」

「私の誕生日パーティーに何で参加していたのですか?」

「普通に招待されていたからだが」

「私はあなたをお誘いした覚えがありません」

「そうだったのか、まぁ良いではないか。それよりお茶か食事にでも行かないか?その辺りや、そのスクロールについて2人でゆっくり話そうではないか?」

「サラを渡しはしないわよ!」

カーラが間に入って、両手を広げて守ってくれる。


「やれやれ嫌われたものだな。それよりカーラ、話の続きだがドラゴンの牙の入手は難しそうか?」

「ご存知の通り、そうそう市場に出るものではありませんので」

「そうか?そちらのお嬢さんにお願いすれば直ぐと思うのだが」

「カーラさん、この人、本当に何者なんですか?私のこと知っているみたいですよ」

「本名も拠点も教えて貰えない、お金や知識のあるお客様としか・・・」


「で、ドラゴンの牙を入手したら何に使うのですか?」

「教えたら、くれるのかい?」

「内容によります」


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