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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

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アッズーラ姉妹今後

神殿エリアで孤児の引き取りの話が終わった後、もともとアルメルス神国からの外交使節団であった、アッズーラとチェッリーナの姉妹と話をするため開拓地のマース神殿に向かう。

何かとサラたちの孤児院の運営を手伝いに来てくれているのだが、今回は込み入った話をするために神殿の方に訪問したのである。そのため、サラも同行者は家宰のローデットだけにしている。

帰国時の皆での食事の際などにある程度の話はしているが、姉妹の今後の身の振り方の相談をするためである。


「これはサラ様、わざわざのお運び、ありがとうございます」

「私たちの今後、についてでしょうか?」

察しの良いアッズーラが聞いてくる。

「はい、その通りです。アルメルス神国も教皇が大鉈を振るうことで、至高教団も刷新が図られています。もしそうなった神国であればお帰りになりたいと思われるのでしたら、帰国のお手伝いをさせて頂きます」

「お気遣いいただきありがとうございます。確かにあの腐敗した教団が改まるというのでしたら、とも思います。しかし、一度決別してこのコルマノン王国のお世話になっている身。それに、こちらの孤児院の子供たちの成長も今後も見続けたいと存じます」

「そうですか。孤児院のお手伝いは大変助かっておりますので、では引き続きよろしくお願いいたします。ただ、一時帰国だけでもされませんか?≪転移≫できることは皆さんに知れ渡りましたので遠慮なく使用できますから」

「それはありがたいです。私たち姉妹には他に家族も居ないですが、お世話になった人たちは居ますので。ぜひコルマノン王国のお土産を持って挨拶をしておきたいです」


何日か後、長期保管がきかない生鮮食品も含めたコルマノン王国のお土産をたくさん用意した姉妹を、アルメルス神国の首都ダラム付近に≪転移≫で連れて行く。挨拶回りを終えた帰りには、逆に神国のお土産を孤児院の子供たちのために購入してくる姉妹。

サラとして、神国の背景が気になってあまり深く付き合えていなかった姉妹ではあるが、孤児院など色々とお世話になっているので、

「いつでも自由にとまでは言えませんが、もし神国に戻りたいときには希望してくださいね」

と伝えておく。


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