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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女潜入者サラ

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神国教皇

「私、アルメルス神国の教皇であるアルヴィス・ライアレン・アルメルスが改めてコルマノン王国及びサラ・ドラセム伯爵に謝罪をさせて頂きます。どうか国民をお救いください」

「教皇の想い、承りました。これまでの賠償やこれからの支援の報酬については別途とさせて頂き、まずはロージアンの救援を優先ということでよろしいでしょうか」

「かたじけない。どうぞよろしくお願いいたします」

「かしこまりました。では、ロージアンへの救援部隊を急ぎお集め下さい。すぐに前線に出られる準備をして頂いて、です」

「はい。皆の者、本殿前の広場にロージアンへの派遣体制を準備するのだ!」


使節団に付けていた水精霊シルビー経由でサラに連絡が入り、サラはドラセム家の魔術師団をロージアンに送り込んで、外壁の上にいたハリーたちに合流させた後、首都ダラムで宰相たちと合流する。

経緯を宰相に聞いたサラは、本殿前の広場に宰相たちと向かう。


「そなたがサラ・ドラセム伯爵か。この度はアルメルス神国が大変申し訳ないことをした。お詫びをさせて頂く」

広間で至高教団や神聖騎士団たちが集まっている前で、国家元首でもある教皇が他国の貴族に頭を下げるという姿を見せたのである。

当然に驚くのはサラ本人だけでなく、特に至高教団の幹部たちは教皇に詰め寄ろうとするが、

「静まれ!今、アルメルス神国は危機に瀕している。それを助けて貰える可能性のある方に対して、過ちを謝罪した上で助けを請うのは当然であろう!」

と神国の者たちを鎮める。


「ドラセム伯爵、誠に勝手なお願いであるが、ロージアンの民、アルメルス神国の民をお救い下さい」

改めて頭を下げられたサラは居心地が悪く、宰相の顔を見て助けを求めるが、反応して貰えない。仕方ないので、事務的に答える。

「では、ロージアンに移動するために、これだけの皆様を送り込む場所の用意について、ロージアンの大司祭にお話を頂ける方、まず一緒にお願いします」

「教皇の私が行かせて頂く」

罠では?などの声を制して、教皇自らが歩み出るので、仕方なく、2人でロージアンに≪転移≫するサラ。


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