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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女潜入者サラ

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神国幹部混乱

アルメルス神国の幹部、すなわち豊穣の女神デメテルを崇める至高教団の幹部たちは、コルマノン王国の使節団からの情報を聞いて混乱状態にある。

「もう少しは持ちこたえられるのでは無かったのか?」

「かの辺境国のダークエルフたちの威力が予想以上だったのか、魔物たちの統率力が予想以上だったのか・・・」

「そんなことは今となってはどうでも良い。ユノワ大陸への侵出も計画通りに全く行っていない中、どうすれば良いのだ!?」

「逃げる場所が無いのであれば、徹底抗戦するしかないのでは?」

「近年は彼我の差がついて、我々に対抗できる戦力の見込みが無いという結論だから、ユノワ大陸に活路を見出そうとしたのだろう?抗戦するだけの力はあるのか?そもそもロージアンを抜かれてしまうと、防衛できる場所はあるのか?」

「いえ・・・ロージアンより後ろは敵に散らばられてしまうと、戦力に劣る我々ではますます対抗できなくなります」

「だから、ユノワ大陸には敵対するのではなく助力を求めれば良かったのではないのか?」

「かの国々に頭をさげるというのですかな、我が神国が」

「見栄の問題ではないであろう」

「いまさらそのようなことを振り返っても。今からの話をしないと!」


結果、少しでも現実的な対処として、かき集められるだけの戦力、主には神聖騎士団をロージアンに派遣することを早急にすることは合意がされ、その指示は発出された。

しかし、ロージアンから首都ダラムの間の村など防御壁が不十分な住民に対してダラムへの避難指示を出すことは、住民のパニックを誘発するという懸念で最終的には否定される。

また、全国から戦力を集めて南西に派遣する案も、実際にはガーライト王国海軍への対抗で海岸付近に派遣している部隊しか居ないので、ガーライト王国との休戦をしていない中では無理、ガーライト王国との休戦は頭を下げることができないという意見を覆せずに、廃案となった。

当然、他国への支援依頼をする案などは議論もされることなかった。


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